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【反省】日本旅行 中国人は買い物以外、何を逃しているのか?

【反省】日本旅行 中国人は買い物以外、何を逃しているのか? 人民网日文版
2015-03-30
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导读:3月末から4月上旬にかけて訪日中国人の「爆買い」が再び日本各地で繰り広げられそうだ。中国では4月4~6日は清

3月末から4月上旬にかけて訪日中国人の「爆買い」が再び日本各地で繰り広げられそうだ。中国では4月4~6日は清明節の連休。3月中にビザを受け取る人の多くは連休に合わせて日本を旅行すると予想される。大部分は観光客で、花見を楽しむ一方、大量の買い物もするとみられる。


■中国人は日本で何を買ったのか?


日本の統計データをもとに、まずは中国人の日本における消費習慣から見てみた。この変化は実に興味深い。

2010年に、中国人が日本で買ったものは、1位「薬用化粧品・スキンケア用品・メイク用品」、2位「お菓子」、3位「食品・タバコ・酒」、4位「衣料品」、5位「カメラ」だった。


それが、2014年になると、購買率が大幅に上昇し、すべての種類の品目で、購買率が約10%上昇している。購買率のランキングを見ると、1位「お菓子」、2位「薬用化粧品・スキンケア用品・メイク用品」、3位「食品・タバコ・酒」、4位「家電製品」、5位「カメラ」となっている。


日本へ行って買い物をすることは別に何も悪いことではない。お金が余っていれば、円安となっているこの時期に、日本へ行って「爆買い」することはまったくもって自然なことだ。しかし、春節で中国人がこぞって買った、「ステンレスボトル」「セラミック包丁」「温水洗浄便座」「電気炊飯器」のランキングリストを見て、何か気付かないだろうか?


その通り。中国人が、わざわざ海を渡って日本で「爆買い」するものは、実のところ、すべて「食べる」「飲む」「排泄する」に関わることだけなのだ。


なぜ日本商品が人気? 創意・工夫

ある中国人営業マンが日本旅行で感じた日本式販売の凄さを紹介した。

日本式販売の威力を発揮しているのは、日本企業の製品に反映された創意・工夫だ。これは、完全にユーザーの視点から出発して、ユーザーの課題を解決するために行われている。


○実例1

日本を旅している間にテレビを見ると、日本語がわからないためいつも眠気に襲われた。それでも、自分がテレビショッピングの番組を見るのが1番好きであることには気が付いた。商品を説明する言葉は聞き取れないが、驚くことに、商品を実演する映像を見ていると、どんな商品にも独特でユニークなところが見つかるのだ。

よくよく思い返してみると、番組では完全にユーザーの視点に立った商品解説が行われていた。大事なのは、ユーザーが気になる点が何なのかを理解し、それをわかりやすく実演してみせることで、ストレートに視聴者の心を捉えるのだ。


○実例2


もし日本に行けば、高速道路でサービスエリアに寄るはずだ。中国では、サービスエリアは通常必要性がなければ行かないほうがいい場所だが、日本では毎回1、2時間でも過ごせる場所だ。いずれのサービスエリアに入っている店も非常に特色があるからだ。

同じ商品でも、名古屋には名古屋バージョン、大阪には大阪バージョン、東京には東京バージョンといったように地域限定品や数量限定商品が売られている。もしその商品を気に入れば、訪れた場所ごとに買いたくなってしまう。このように各店舗はユーザーの需要を敏感に察知し、特色ある商品を開発している。


■中国人は日本で何を逃しているのか?

中国人が日本でお金を何に使ったのかを一緒に見てみよう。他の国の観光客と比較すると、中国人が買い物に使った費用は、各国の観光客の平均以上を占めるが、宿泊費用は、他国の観光客の約3分の1に過ぎない。旅行の総費用ではあまり変わらないが、他国の観光客は日本風の庭園など美しい環境の宿に泊まっているかもしれないが、中国人は狭くて、味気ないビジネスホテルで間に合わせている。


国内で「日本フリーツアー」を売り出している旅行サイトの絶対多数が、こういったごく一般的なビジネスホテルを強力に打ち出している。おそらく、中国人は、本当に「低価格フリーツアー」の旅行習慣に慣れてしまっているのかもしれない。旅の途中で食費を切り詰めて節約することが人々の観念の中にしっかりと刻み込まれている。そのため、中国人は千里はるばる訪れた日本で、財布の中にお金が入っていたとしても、「自分が少し我慢するぐらい問題ない。その代わり物を買って人に贈答品としてあげたり、祖父母や両親に親孝行したり、家で使おう」と考え、旅行中はできるだけ自分の体験にはお金を使わないようにする一方、ショッピングセンターで数十万円のものを行列して買ったりする。

中国人にとって日本旅行は、「あくまでも買い物がメインで、そのついでに街を回って、適当に食べる」ことになってしまっている。この結果に対し、中国人は旅行に対する理解があまりにもなさすぎると言いたい。個人の旅行者であろうと、団体ツアー客であろうと、みんな頭の中は真っ白だ。


日本フリーツアーを売り出している各旅行社は、いかに観光客を日本へ行かせ、「爆買い」させるかに知恵を絞る以外に、もっとやるべきことがたくさんあるはずだ。旅行に対して夢を抱いている人々に対してこのような対応はするべきではないし、忙しい中なんとか時間を作って旅行をしている人々にファーストフードでお腹を満たさせることは、非常に不道徳な行為だといえる。


日本は伝統的な文化面においても中国と比べて遜色がない国だ。しかも、重要なのは、中国と日本の文化は同じ源から出発し何代にもわたって受け継がれてきたものではあるが、それぞれ異なる特色を持っていることだ。また、中国人と日本人は世界観や美学、感情の会得など、非常に多くの共通点を持っている。文化的でセンスある旅行をすることで、旅行者は旅の途中で静かに思考をめぐらしたり、人や物を観察したり、楽しみを体験することができる。



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开设于1998年,涵盖时政、社会、文化、科技等多领域的日语网站(http://j.people.com.cn/)
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