

話し方がその人の性格を反映するとするならば、ネットワークの時代においては、使用する絵文字の傾向もその人の性格や好みを反映するのだろうか?キーボードアプリ開発業者のSwiftkeyは、この謎を明らかにするため、世界の16の国と言語圏で使用された10億個の絵文字を分析し、地域別の特徴を調査した。

調査結果によると、ほとんどの国で使用頻度が最も高い絵文字は「笑顔」(全体の44.8%)だったが、フランスではさまざまな形の「ハート」の使用頻度が最も高かった。世界のハート使用率は平均12.5%だが、ロマンチックなフランスは55%と高く、笑顔の使用頻度が最多ではない唯一の国となった。

米国には性と暴力というイメージがつきものだが、意外なことに、絵文字の面ではカナダに遠く及ばなかった。カナダは暴力、金銭、性を暗示する絵文字を世界で最も頻繁に使用する国だ。銃やナスなどは、米国人が最も好む絵文字と思われていた。他にもカナダ人の「大便」の使用頻度は、世界平均の2倍以上だった。

その他の地域にも、それぞれの特徴が見られた。例えばロシア人の「投げキッス」「ラブレター」などのロマンチックな絵文字の使用頻度は、世界平均の3倍に達した。しかしシベリアでは、「雪」などの寒さを表す絵文字の使用頻度が、その他の地域の2倍に達した。オーストラリア人は「生活が自由すぎる」のか、ドラッグ、アルコール、休暇、ジャンクフードなどの絵文字を最も頻繁に使用していた。ブラジルのポルトガル語圏は信仰が篤いからか、「祈り」などの宗教に関する絵文字を頻繁に使用していた。マレーシア人は「サムズアップ」などのジェスチャーを好む。南米のスペイン語圏の人々は最も消極的なのか、「泣き顔」の使用頻度が平均を40%上回った。

ちなみに、中国人ネットユーザーの絵文字の使用状況によると、中国人が最も好む絵文字も「笑顔」で、ネット上のイタズラで最も頻繁に使用される「鼻ほじり」は7位だった。
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