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【世相】日本人男子 目指すは女子力アップ?

【世相】日本人男子 目指すは女子力アップ? 人民网日文版
2015-06-15
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导读:日本では近年、美白を好み、日傘をさす男性が増加している。2013年には、「日傘男子」という言葉も生まれた。ま

日本では近年、美白を好み、日傘をさす男性が増加している。2013年には、「日傘男子」という言葉も生まれた。まだ、「見慣れない」という人も多いかもしれないが、焼けつくような日差しの夏になると、日本では陰を求めて、堂々と日傘をさす男子が増加する。

日本で増える日傘男子


年間1000本以上の男性用日傘を扱う「心斎橋みや竹」の宮武和広さんによると、酷暑だった昨年、「洋傘業界全体でみれば、少なく見積もっても以前の3倍は売れた」という。また、日傘を「父の日」のプレゼントにする人も多い。「日傘というと紫外線対策にばかり目がいきがちだが、熱中症対策や薄毛対策としても効果的。男性用日傘は晴雨兼用がほとんどで、ゲリラ豪雨にも慌てずにすむ」と宮武さん。

日傘をさす男性が日本で増えていることには、政府の「お墨付き」も関係している。環境省が2011年に発表したヒートアイランド現象が生じた場合の人への影響を軽減する対策として、上着を着用しないクールビズと共に、男女問わず日傘を活用することがすすめられている。

しかし、男性が日傘をさしている姿はよわよわしく見えて、「見慣れない」という人も多い。伝統的に、「汗水たらして働く」というのがモテる男性の条件だからだ。このような固定観念が邪魔して、日傘をさしたくても、させない男性も多い。

また、「周囲にさしている人がいないから、自分もささない」という人も多い。このような考え方とモテる男性に対する固定観念が合わさり、どんなに暑くても、ほとんどの男性が日傘をさす勇気がわかない。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)でも、「気持ち悪い」など「日傘男子」に対する中傷が多い。

「女子力」男子が話題に

本来「女子力」とは、女性の魅力度を示す指数のことをいうが、「女子力」を気にする日本人男性が増える一方であるのが現実だ。時には彼らは、女性より「女性化」の程度が強いように見受けられる。男性化粧品の販売カウンターはますます繁盛し、美容院を訪れる男性客も増える一方だ。彼らが定期的な眉毛のお手入れを怠ることは、決してありえない。



「女子力」を追求する男性の多くは、 20歳代から30歳代の若者だ。彼らは1カ月に23回は美容院に通い、女子と同じように、お肌の保湿に気を遣い、容貌を整える。今や、美容に対する意識は、ややもすると男性の方が女性より高いかもしれない。洗顔料以外の男性用化粧品を使っている男性の割合は5割を超え、男性用化粧水・乳液の売上はすこぶる好調、化粧品メーカーはほくほく顔だ。




美容に力を注ぐほか、男子は、メンタル面でも、女性に決して引けを取らない。「メンズキッチン」というテレビ番組は、男性のための料理番組で、人気が高い。日本の男性が台所に入って料理をすることは、もはや珍しいことではなくなった。休日に料理に精を出すことで、彼らは心身ともにリラックスできる。また、家庭の専業主婦さながら、精巧で美しいさまざまなお菓子作りを学びに行く。東京・自由が丘にあるお菓子教室には、男子限定のお菓子作りクラスが開設されており、開設当初から毎回ほぼ満員という。クラスでは、エプロン姿の男性が、さまざまな精巧で美しいお菓子作りにいそしんでいる。休日に女友達を自宅に呼び、一緒に手作りのお菓子を楽しむことも、ロマンチックと言えなくはない。平日の仕事の場では常にきちんと身なりを整えている男性は、休日が来ると、「女子力」がアップするような女性っぽい服装を身につけたくなるようだ。華やかな色柄ものや、可愛いファーが付いたジャケットを着ると、リラックス効果が最高に高まる。




男子の「女子力」追求で現れるもう一つの特徴は、「一卵性母子」化の傾向だ。もともと、一卵性双生児のように親密に行動を共にする娘と母親が「一卵性母娘」と呼ばれていたが、今では、息子と母親が、一緒に街をぶらつき、食事をし、コンサートに出かける。ある男子は、母親と街でショッピングを楽しむ理由として、「母親はセンスが良い。自分で洋服を選ぶ手間がはぶける。また母親と一緒にいると安心感がある」ことを挙げた。

日本の男性なぜ「女子力」を追求する?


街で、綺麗に整えられた眉を持ち、日傘をさして歩く男子をみかけるたびに、筆者は微妙な違和感を覚える。昔の、りりしい顔つきの男性はどこに行ったのだろうか?話はそれるが、個人的には、濃い眉毛と細い眼の男性に魅力を感じる。男性は、本当に、本来の男性の持ち味を失いつつあるのだろうか?日本の男性が「女子力」を追求する風潮は、何に由来するのだろうか?

ここ数年、日本人フィギュアスケート選手の羽生結弦・織田信成の両選手が、「女子力の高い」男性の典型として扱われている。羽生選手は熊のぬいぐるみが大好きで、試合前も試合後も、熊のぬいぐるみを抱いている。彼が演技を終えると、多くの観客が、観客席から熊のぬいぐるみをリンクの中央に向かって投げる。小さな子供のような羽生選手の天真爛漫さ、純粋さは、まるで美少年か美少女のようだ。織田選手は、涙もろいことで有名で、感動した時には、テレビカメラの前で、まるで女の子のように、止めどもなく涙を流す。彼のこのような様子が、テレビ局のバラエティ番組担当プロデューサーの眼に止まり、バラエティ番組の常連となり、ついにはテレビタレントになった。確かに、日本のテレビ界には、「女性化」した男性芸人がますます増えている。有名人は、お茶の間の視聴者のために、「女子力」をアップする模範を築き上げたのかもしれない。

毎年「流行語大賞」に選ばれる言葉の中には、男子がだんだんと「女子化」の方向に向かっている特徴を見て取ることができる。2009年の「草食男子」「弁当男子」「おやじ女子」、2010年の「イクメン」、2013年の「日傘男子」に続き、2015年には、「女子力男子」が選ばれると見られる。

強い女性が増え続けている状況が、「男性の女性化傾向」を推進する上で一定の作用を果たしている。これまでは、電車の車内には「痴漢」が出没したが、今では「痴女」も登場した。この現象は現在、「法律上の死角」となっている。女性は、男らしさを失いつつある男性を非難する前に、まずは我が身を省みる必要があるのではないだろうか?


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