
中国では、テレビでドラマ「還珠姫 -プリンセスのつくりかた-(原題:還珠格格)」や「西遊記」、「新白娘子伝奇」、「武林外伝」などの再放送が始まると、多くの人が「夏休みが来たんだ」という気持ちになる。しかし、今年の夏休みは、これら定番ドラマが消え、変わって「愛情公寓(iPartment)」や「武媚娘伝奇(The Empress of China)」、「隋唐英雄伝(Sui Tang heroes)」、「離婚律師」など、人気俳優や女優が出演する最近のドラマが再放送されている。
「4大神ドラマ」の放送が減少の一途

あるネットユーザーは、微博(ウェイボー)で、「中国中央テレビ(CCTV)で『西遊記』が再放送されず、湖南衛星テレビで『還珠姫 -プリンセスのつくりかた-』が再放送されず、四川衛星テレビで『新白娘子伝奇』が再放送されず、山東衛星テレビで『武林外伝』が再放送されない今年の夏休みは、なんかせつない気持ちになる」と書き込んでいる。確かに、夏休み定番のドラマが再放送されないと、なにか物足りない気分になるものだ。
確かに、夏休みになると、必ずと言っていいほど再放送されてきた「還珠姫 -プリンセスのつくりかた-」、「西遊記」、「新白娘子伝奇」、「武林外伝」などの神ドラマが今年は再放送されていない。例えば、四川衛星テレビで、夏休み中に「新白娘子伝奇」が再放送される計画はなく、湖南衛星テレビは、「還珠姫 -プリンセスのつくりかた-」を夏休み前の6月に再放送した。CCTV第1チャンネルの夏休み中の番組表を見ても、「西遊記」の名前は見当たらない。
夏休みの主な視聴者「95後」に人気のドラマを再放送

定番の「神ドラマ」が再放送されないことについて、各衛星テレビは、「主な視聴者である『95後』(95年から99年生まれの人)にとって、これまでの4大神ドラマは魅力がない」と理由を上げ、「夏休み中には、若者に人気のドラマを再放送する」とした。例えば、「愛情公寓」は、1日に2つ以上の衛星テレビで再放送される。
業界関係者は取材に対して、「『還珠姫 -プリンセスのつくりかた-』や『西遊記』、『宮廷の諍い女(原題:後宮・甄嬛伝)』などは、依然として再放送率が高いドラマ。ただ、冬休みや夏休みではなく、平日に再放送されるようになっている。再放送するテレビ局も、衛星テレビから地方のテレビ局に移っている。そのほうが、もっと一般視聴者に見てもらえる」と説明した。
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