
蒋さんは今年1月、8000元(約15万2千円)以上もする日本製の炊飯器を買ったものの、数日前、電源が全く入らず使い物にならなくなってしまったという。「品質に問題がある」と思った蒋さんは、炊飯器を修理に出した。しかし、修理員が出した「診断結果」は、「ゴキブリが炊飯器の制御基板に入りショート。炊飯器の『中枢神経』が壊された」というものだった。

販売店「保証対象外」
28日、タイガーの炊飯器を販売するショップの責任者・張さんは取材に対して、「炊飯器が壊れた主な原因は、ゴキブリが炊飯器の裏の通風口から制御基板に入り、ショートが起きたこと」と説明した。それでも、蒋さんは「高級炊飯器が、たった1匹のゴキブリが原因で壊れるのか?炊飯器の設計に問題があるのでは」と納得がいかない。
張さんは、「蒋さんが購入した炊飯器は日本製で輸入品。鍋の温度が130度に達する。そのため、熱を逃がすファンが必ず必要」と説明する。
ゴキブリが原因の故障は保証の対象にならないため、蒋さんは修理の費用約800元(約1万5200円)を負担しなければならない。
四川省は湿気が多くゴキブリが繁殖しやすい
修理員の牟さんは、机の上にあった炊飯器2台を指して、「これらの故障の原因もほぼ同じ。四川省は湿気が多く、ゴキブリが繁殖しやすい。このような故障原因は中国の北方地域では少ない」と説明した。また、「ゴキブリを殺す殺虫剤などを使うようお客さんに注意を呼び掛けなければ」とし、「日本では蒋さんのようなクレームはほとんどない」と話した。
本微信号内容均为人民网日文版独家稿件,转载请标注出处。


