

ネット上で一時流行した「世界偏見地図」は、各国の国民の目線から見た他国のさまざまなイメージを描きだした地図で、大変興味深い。たとえば、米国人から見た中国は「巨大スーパー」といった具合だ。その派生バージョンとしてこのほどお目見えした「中国偏見地図」は、百度が検索やビッグデータの統計に基づいて作ったもので、各省に対する多くのネットユーザーのイメージが映し出されている。
一部省・市に対するネットユーザーの「偏見」を取りまとめた。
北京の人々は「常に心配性」だ。というのも、北京市民は、住宅価格、ナンバー・プレート抽選、煙霧、外出などの懸念事項をめぐって毎日毎日考えを巡らせ、いつも心配事が絶えないからだ。スターの麻薬使用を発見すれば、出勤前でも通報するという北京の人々は、強い野次馬根性の持ち主といえよう。
台湾人は「ゴシップの達人」。台湾の人々にとっては、何事もゴシップの対象となる。台湾の人気バラエティー番組「康熙来了」の放送が終了した現在、司会を務めた小Sことシュー・シーディーと康永の行く末に関するゴシップが飛び交った。また台湾の選挙での「公認候補差し替え」の内幕についてもゴシップが流れている。
陝西省が全国の「肉挟饃(中国風ハンバーガー)」の基準を左右することから、同省の人々は、「肉挟饃の基準制定者」といえる。沙県のシャオチーやマカオの豆撈(海鮮鍋)などと同じように、この基準から外れたものはすべて違法な「肉挟饃」と見なされる。純正「肉挟饃」は、陝西産に限られる。
四川の人々は、昔は暇な時は麻雀で遊ぶだけだったが、今は、「中国人パートナー(共同運営者)」に変身した。四川人は、麻雀牌を捨て、会社を創業するようになり、最強の「中国人パートナー」となりつつある。「魚香肉絲(細切り肉の炒め)」のレシピ一つをとっても、18種類の基準がある。「最も醜い」蝋人形であっても、特産品として世界に影響を及ぼすことができる。
経済的環境は他省に見劣りする貴州だが、「ウォール街の狼」というイメージが浸透している。現在の貴州では、人々が集って歌を歌ったりすることはなくなった。彼らは軒並み、ネットによってもたらされた新たな「お金儲けの方法」であるクラウドファンディングを利用するようになり、2015年の世界クラウドファンディング大会の開催やクラウドファンディング金融取引所の設立により、市民は「クラウドファンディング」をより身近に感じるようになった。
上記以外の省・自治区・直轄市の「偏見」イメージは次の通り。
甘粛=両会代表、チベット=豪雪地域の雄鷹、新疆=温かい人々、寧夏=地球の長、江西=ドラマ好きのオタクの天国、山西=転職した石炭成金、湖北=都市の人は遊ぶのがうまい、福建=追い風少年、内モンゴル=馬に乗ったコンピュータ・オタク、海南=航海王、吉林=東北のスパイ、湖南=天使の愛くるしさ、厦門(アモイ)=寝ながらお金を数える、安徽=愛情狂い、河北=赤ちゃんもストレス、重慶=そろばんの神、広東=心配と残業の奴隷、上海=全国富裕連合会、広西=自然が大好き、遼寧=全国民の書記、山東=龍門旅館、黒龍江=米の聖闘士、河南=東方神起、天津=鋼鉄の侠客、江蘇=宝くじ天国の天才ギャンブラー、雲南=「地雷撤去の達人」、香港=粉ミルクのリーダー、浙江=華の家族
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