

13日と14日、第2回新潟春節祭が開催。主催者の予想を上回る約7万人が中国の文化を体験しようと訪れた。同市で開催されるイベントの来場者数としては過去最高を記録した昨年を上回る人気となった。
昨年に続いて会場に駆け付けた新潟県の泉田裕彦知事は、「春節祭は新潟の『風物詩』になっている」と感激する。この日、福岡でも春節祭が最終日を迎えた。新潟と福岡の春節祭は大盛況となり、日本各地で行われた今年の春節関連のイベントは幕を閉じた。

日本が旧暦からグレゴリオ暦へ移行して100年以上になり、春節の要素がお正月の行事にも残されているものの、形式的には「春節」の影はもうない。それでも、中華街があることで有名な横浜や神戸、長崎などでは長年、華僑・華人らが伝統的な春節を祝ってきた。しかし、春節関連のイベントが大々的に行われるようになったのは、近年になってからのことだ。

李天然・駐福岡中国総領事は、名古屋で総領事を務めていた10年前に初めて春節祭を企画した時のことを今でもはっきりと覚えているといい、「当時、名古屋で春節祭が今に至るまで毎年行われ、さらに、日本の各地でもそれが行われ、大人気になるとは思ってもいなかった。春節祭が人気となっているということは、民間の草の根交流や文化交流は大きな生命力があることを示している。中国の春節文化と日本の『祭り』を組み合わせ、華僑・華人の心のよりどころとなっているだけでなく、日本人に親しまれるイベントとなっている。もちろん、その背後には中国の急速な発展がある」との見方を示す。

大まかな統計によると、日本の地方都市では現在、少なくとも福岡や大分、大阪、神戸、名古屋、新潟の6都市が、中国の春節に合わせて「春節祭」という名のイベントを開催している。その他、横浜の中華街で開催されている春節を祝うイベントも人気。また、日本国内外でも有名な長崎ランタンフェスティバルは現在開催中で、数十万人が訪れている。
日本の地方で起きている「春節」ブームは現在、東京まで波及し、1月末には「チャイナ・フェスティバル(中国節)」が東京都港区の六本木ヒルズで開催され、来場者を魅了した。

現在、日本で行われている春節関連のイベントの一部は、現地自治体のサポートを得て、現地の「名物」、「風物詩」になっている。そして、経済の活性化や訪問客の増加、都市イメージの向上などの面で一役買っている。華僑・華人の社会や中国の在日公館も、春節祭が中日の草の根交流を推進し、両国の国民が相互理解を深める機会となっているほか、両国関係の改善、発展の面でも一役買っていることに喜んでいる。
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