

本州太平洋側の低気圧の影響を受け、日本の東部や東北地方は18日、大雪となった。一部の地域では、この雪が強まり、気温は氷点下に下がった。それでも、中国人がダウンコートと分厚いタイツで完全防備しているのとは異なり、日本人は薄着で、女子高生に至っては、ミニスカートにルーズソックス姿で、冬の景色となっている。
そんなに薄着で寒くないのだろうか?もちろん、日本人女性も単にやせ我慢をしているわけではなく、寒さ対策も欠かさない。例えば、手軽ですぐに温まるカイロは必需品。また、見た目は普通のストッキングの裏起毛ストッキングの保暖性も抜群。それでも寒い時は、膝から上の太ももを温めるレッグウォーマーなら、種類も多く、寒さも防げる。また、ブランケットも手離せないあったかグッズ。学校やオフィスで肩かけやひざ掛けとして使うことができる。中には、コンセントやパソコンのUSBに挿すと発熱するブランケットまである。

その他、日本の社会の「やさしさ」も、日本人女性が冬でもミニスカートを履けるよう後押ししている。例えば、電車の座席の下からは温風が出てくるため、座っただけで足を温めることができ、とても気持ちがいい。また、公共交通網が発達しているため、大雪など厳しい寒さの日でも、外にいる時間は短いほか、駅にもガラス張りの待合室があり。暖房がきいているため、凍えることはない。
日本では、女性だけでなく男性も薄着。そして、幼稚園の子供たちも例外ではない。多くの大人が、シャツにセーター、そしてコートを着てマフラーをすれば冬を過ごせる。中には、だらしないと見られることを恐れ、コートは着ずに、スーツだけを着て、就活している若者もいる。
中国でも人気のアニメ「一休さん」でも、冬にも関わらず太ももから下をむき出しにして、お寺で修行している一休さんの姿が多くの人の脳裏に焼き付いている。「日本人は子供のころから寒さに耐えられるよう鍛えられている」、「日本の親は子供を鍛えるために意識的にそうしている」という声も聞かれる。
筆者の友人・山口さんには今年4歳になる息子がおり、「幼稚園の子供はみんな薄着。子供はたくさん走ったり、遊んだりするので、たくさん服を着ていたら邪魔になる。裸足で遊んだほうが、滑ってこけるのを避けられる」と話していた。

日本と言えば温泉。そして、各家庭にお風呂があり、どんなにおそくても、どんなに疲れていても、毎日お風呂に入ってから寝る。
北京の健康専門家・趙之心さんによると、「日本人のお風呂に入ってから寝る習慣は、血液の循環やリラックスに効果的で、健康を保つのに適している」という。
若い時にいつも薄着をしていると、年を取ってから病気になりやすいのだろうか?趙さんによると、「これは科学的な根拠のない古い見方。これまで、冬は厚着をして寒さ対策をしなければならないと考えられてきたが、これも科学的根拠を欠いている。冬でも、適度な薄着なら、体が刺激を受け、本来持つ機能が働いて免疫力が高まる。ある程度年を取ると、リウマチや関節炎になりやすいのは、薄着と関係ない」との見方を示している。
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