

カンターワールドパネルコムテック調査(凱度消費者指数)の結果から、中国一線都市に住む男性の73%は、「求職や結婚には、見かけが非常に重要」と考えていることが明らかになった。
昨年、中国の男性向けスキンケア用品の販売額は7%増加、スキンケア用品全体の販売額の5%を上回った。一線都市においては、男性は1日平均2.5種類のスキンケア用品を使っている。だが、基礎スキンケアを除けば、中国人男性の化粧品に対する熱意はそれほど高くない。調査によると、香水やデオドラントスプレーを使用している男性は13%、男性用のスキンケア用品・化粧品が全体に占める割合は5%しかなかった。アナリストは、「男性の仕事に対する進取の気性と不安感が高まるにつれ、この割合は今後数年間で急上昇するだろう」と予測している。
○化粧を肯定する中国人男性が増加
中国青年報社会調査センターはこのほど、2千人の男性を対象とした調査を実施した。これによると、男性が化粧をすることについて「賛成する」あるいは「問題ない」と回答した人は46.6%、「反対」は22.1%、「どちらともいえない」は31.4%だった。「スキンケア製品を使う男性が周囲に増えている」と答えた人は57.6%で、「知り合いでスキンケアをする男性の数は安定している」とした人は34.8%。日常のスキンケアについて、「洗顔のみ」と答えた人は23%、「洗顔後、クリームを使う」は29.9%、「クリームの前に化粧水や乳液を使う」は28.5%、「日焼け止めを含むスキンケアの全プロセスを行う」は10.3%にとどまった。
男性がスキンケア用品を使う主な理由としては、「肌の質を高める」、「自信を高める」、「大気汚染によるダメージを軽減する」などが挙がった。「仕事上の付き合いのため」とした人は22.4%、「顔に対する社会的圧力を受けた」が15.8%、「男性有名人の影響を受けた」が18.1%だった。
「フェイスマスクを使う」男性は74.6%を占めた。下地クリーム、コンシーラー、リキッドファンデーションは、回答者が最も良く使っていたメイクアップ製品だった。回答者の44.8%は、「化粧をやったことがない」と答えた。
「男性用化粧品の普及によって、男性の『顔面偏差値』は全体的に大いに高まる」と考える人は49.1%に達した。「性別をめぐる固定観念を打ち破るのに男性の化粧は有効」とした人は45.5%。37.4%が、「男性の化粧は、男性の女性化を招くのではないか」と懸念している。「男性の化粧は、女性にプレッシャーを与える」と考える人は13.4%だった。

○「見かけ」という指標をより重視する1990年代生まれの男性たち
4年前に結婚したある女性は「1980年代生まれの夫は、毎日、石鹸で顔を洗い、私が使わなくなった乳液でスキンケアをしている。時にはフェイスマスクを使うこともある。いつも、精製水を入れた小瓶のスプレーを自分の顔に吹き付けているのは、あるブランドのウォータースプレーと同じ効果が得られると思っているからだろう」と笑いながら話した。そんな彼女はある国家級科学研究院で働いているが、1980年代生まれの男性の同僚たちに聞いたところ、彼らはスキンケアのやり方を聞く限り、彼女の夫とほぼ同じようにあんまり知らないようだという。彼らは、妻が使わなくなった洗顔クリームを使い、乳液を使うがそのブランド名は覚えていない。
また国有企業で働く別の女性は、周囲にいる1990年代生まれの男性の同僚たちは、心理面で先輩たちとは全く違うと感じるという。彼女によれば1990年代生まれの男性は、自分を常に清潔に保ち、香水の香りをほのかに漂わせている一方で、1980年代生まれの男性の友人の多くは、たとえ自分の肌が荒れていることを知っていても、スキンケア用品を使おうとしない。彼らは、豪快で小さなことは気にしないことがカッコいいことだと思っているからだ。また面倒くさいからという理由で肌の手入れを怠っているのだという。
また彼女は「ある目的のために化粧品を使っている男性もいる。例えば、大学院時代に一緒だった男性のクラスメートは、BBクリームを使って、ニキビ跡を上手にカバーしていた。彼は、針を使うニキビの潰し方を私たち女子生徒に教えてくれたりした」と話した。
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