
リオデジャネイロ五輪では「中国製」や「中国ブランド」を至る所で見ることができる。その一部を以下に紹介しよう。

中国製の地下鉄

2015年11月、五輪会場とつなぐ地下鉄90 車両がリオデジャネイロに到着した。この地下鉄車両は「中国中車長春軌道客車株式有限公司」が製造した。五輪開催期間中、五輪公園や選手村、市中心部をつなぐ同地下鉄で1日当たり30万人の輸送を計画している。

中国製五輪マスコット


リオ五輪のマスコット「ヴィニシウス」や記念バッジは、「北京華江文化発展有限公司」が製造した。

中国製の会場の空調

8万2000人収容で、開会式が行われる「エスタジオ・ド・マラカナン」の空調設備は、「珠海格力電器株式有限公司」が製造した。またリオ五輪の会場や選手村の空調設備は全て「格力」が製造した。「格力」は1998年にブラジル市場に進出し、01年に工場を設置。現在、ブラジル市場ではシェア率上位3位に入っている。

中国製トランシーバーシステム

五輪の開会式・閉会式、ヨットの試合、選手村のトランシーバーシステムは、「深セン海能達(Hytera)公司」が製造した。同社は今回の五輪に、デジタルトランシーバー1200セットのほか、知的財産権を持つXPTシステム(Hytera社独自のシュード・トランクテクノロジーを素に開発された最新のトランキングシステム)を提供している。

中国製セキュリティチェック設備

五輪の各試合会場や関連の試合のセキュリティチェック設備は、「同方威視」と「浙江大華」が製造した。五輪開催期間中、中国から輸入したセキュリティチェック設備約200台が、安全な試合開催を保障する。

中国製の聖火ランナーのユニフォーム

五輪の聖火ランナーのユニフォームは、「三六一度国際有限公司」が製造した。「三六一度」はこのほかにもリオ五輪とパラリンピックの試合やテストイベントの技術スタッフ、医療スタッフ、会場のスタッフ、その他のスタッフなどのユニフォームも提供している。

中国製の各国の国旗

リオ五輪で使用される各国の国旗やスカーフ、帽子、ウィッグ、マフラー、ライト、さらに応援団が使うグッズなどは、「浙江武義金誉家紡実業公司」が製造した。

中国製建設機械

五輪史上最多の選手が宿泊し、最大規模となるリオデジャネイロの選手村の建設に使われた建設機械は、「三一重工」、「徐工」、「中聯重科」などの中国企業が製造した。現在、クレーンの分野では、中国ブランドがブラジル市場でシェア80%以上を誇るようになっている。うち、「三一」のクレーンは、全体の37%を占め、3年連続でシェアトップとなっている。

中国製の一部の試合器材

五輪のバレーボールの試合で使う支柱や審判が座るイスなどは「江蘇金陵体育」が製造した。

五輪の重量挙げの試合の器材は、「河北泊頭張孔杠鈴公司」が製造した。
この2社は、バレーボールと重量挙における海外のスポーツ器材のブランドの独占状態を打ち破っている。
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