

近年、日本では、「絶望の主婦」をテーマにしたドラマが大ヒットとなっている。
2年前、人妻の不倫を描いたドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」が微信(WeChat)でも大きな話題となった。これまでの「世界観、人生観、価値観」を覆し、本当の「世界観、人生観、価値観」とは何かを視聴者に教えてくれた。「結婚」をテーマにした作品やストーリーはとても多いが、主婦をターゲットにし、主婦の心の叫びを描いたドラマであったことが、大ヒットのカギだったのかもしれない。

「絶望の主婦」は現在、「進撃の主婦」へと変化している。最近、中国でも注目を集めたドラマ「ナオミとカナコ」では、主人公が夫からのDVに悩んでいた。そして、「夫を殺したい」という恐ろしい考えが、オブラートに包むことなくストーリーに盛り込まれていた。また、最近放送が終了した「僕のヤバイ妻」でも、主人公が愛人と共に、妻の殺害を企む所からストーリーが始まった。しかし、ストーリーが進むうちに、「絶望の主婦」であったはずの主人公の妻・真理亜が反撃し、妻の本性が明かされていくサスペンスが展開される。

ドラマ「僕のヤバイ妻」は視聴者たちからは別名「私の愚かな夫」と呼ばれている。サスペンスで、ドキドキする展開であるものの、ネットユーザーらは「夫の望月幸平のIQとEQは妻の真理亜のとは雲泥の差だ」と指摘している。
しかし、望月幸平が単純でちょっとバカな夫であるからこそ、視聴者もちょっとホッとできるのではないだろうか。もし、お互いに腹の探り合いばかりする結婚生活なら、誰が結婚したいと思うだろうか。このドラマを見た後、自ら台所に行ってお皿洗いをし始めた夫もたくさんいるという。これもある意味で、妻の勝利なのかもしれない。
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