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おじさん一人の食事姿の何が面白い? 「孤独のグルメ」の魅力に迫る(三)

おじさん一人の食事姿の何が面白い? 「孤独のグルメ」の魅力に迫る(三) 人民网日文版
2017-05-29
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导读:雑貨輸入商を営んでいる井之頭五郎にとって、一番の楽しみは、仕事の合間に立ち寄った大衆食堂系の店で、一人でひた

雑貨輸入商を営んでいる井之頭五郎にとって、一番の楽しみは、仕事の合間に立ち寄った大衆食堂系の店で、一人でひたすら食事をする。このようなシーンが20分続く。

味気なく聞こえるかもしれないが、この刺激がほとんどない日本の深夜ドラマ 「孤独のグルメ」は、放送が始まるとすぐに高視聴率を記録するようになり、シーズン3で終わる予定だったものの、視聴者の強い要望もあり、今年の4月からシーズン6の放送が始まった。製作費は一話当たり約480万円。登場する店は全て実在する店をモデルにしている。普通に考えると、その店がある地域以外に住む人が見ても、あまり魅力を感じることはない。しかし、中国の動画共有サイトでは、「みんなのお気に入りは、料理ではなく、食事をしているおじさんを見ること」、「あのおじさんが一人で食事をしている様子に夢中になってしまう」などのコメントが寄せられている。

孤独を愛しそれを楽しむのは文明の副産物

日本は、世界の中でも最も一人旅行に適している場所と言えるだろう。ほとんどの旅館には一人部屋があり、一人で和食を食べるというのも格別の楽しみがある。高級日本料理を食べたいときは、ミシュランガイドおすすめの懐石料理を食べに行けば、一人前でも、前菜、汁物、メイン料理、ごはん、さらにデザートまでフルコースで食べることができる。どうしても時間がないという時なら、「万能」のコンビニがある。「孤独のグルメ」の「深夜のコンビニ・フーズ編」では、井之頭五郎が、深夜のコンビニで、夜食として、「うずらと牛肉の中華風」、「おしんこ」、「玉子焼き」など、十種類以上の食品を買い、それをテーブルに並べて、「なんでお腹は一つしかないんだろう?」とつぶやく。「一人飯」でも、全く問題なく楽しい時間となるのだ。

工業文明が発展し、必要なすべてのものが手に入るようになった今、一人暮らしに伴う心配や悩みも解消され、「孤独」の味を「楽しめる」ようになっている。他の人と「つるむ」というのは、初めは劣悪な環境下で自分が生き残るための方法の一つだった。進化生物学者のロバート・トリヴァースは「互恵的利他主義」を提示した。「あなたは私のシラミをとり、私はあなたの毛をなめてあげる」という具合に、他の個体を助けたり、助けられたりする関係のことだ。ホンソメワケベラのように、他の魚の体表に食いついている寄生虫を捕食する代わりに、大型の魚から捕食されることがないよう守ってもらえば、生き残って、子孫を残しやすくなる。「自省録」の作者であるローマ皇帝・マルクス・アウレリウス・アントニヌスは、 「人は社会化した動物」と説いた。人は、社会環境や他の人との関係に依存しなくなると、自然と孤独を愛し、それを楽しむようになるもので、それは一種の文明の副産物と言える。

また、自分らしさと自分の大切さを最大限感じることができるのは一人の時間だけだ。「孤独」は、本当の意味で「自由」になれる時間なのだ。

「自分だけの太陽、月、星、自分だけの小さな世界」。「一人飯」の時間は最高級の「自由」の時間だ。(文:李城。文匯報掲載)

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开设于1998年,涵盖时政、社会、文化、科技等多领域的日语网站(http://j.people.com.cn/)
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