

2017年の夏休みシーズンの海外旅行の一番人気の国や新しい人気国について、中国最大の海外旅行予約プラットフォーム・携程旅遊がこのほど発表した報告書「2017年夏休み海外旅行ランキング」によると、今年の夏休みには3千万人以上が海外に出かけ、過去最高を更新するとみられる。旅行者の好みに変化が生じ、これまで人気があった目的地が新興の目的地に取って代わられる現象が起きているという。
▽タイと日本が一番人気 今年の夏は150万人がビジットジャパン
中高所得層は引き続き旅の予算を海外旅行に充てており、特に夏休みは家族旅行の最盛期だ。携程が現時点の団体ツアー商品やフリーツアー商品の予約状況に基づいて発表した今年の夏休み旅行の人気目的地には、タイ、日本、シンガポール、米国、香港地区、インドネシア、ベトナム、マレーシア、ロシア、フィリピン、モルジブ、イタリア、台湾地区、英国、ドイツ、カンボジア、オーストラリア、アラブ首長国連邦(UAE)、フランス、澳門(マカオ)地区が並んだ。
今年はタイ、日本、シンガポールがトップ3に並び、昨年2位の韓国は人気がなく、50位にも入れなかった。たくさんの島があり、グルメとスローライフを味わえるタイが最も人気があり、今年も1位の座を保った。
中国人観光客が韓国に行かなくなると、もともと人気のあった日本が主にその代わりの役目を果たすことになった。特に日本がマルチビザの発行をめぐり、所得水準や訪日経験などの条件を緩和したため、日本への旅行熱に火が付き、日本が2番目の目的地になった。日本政府観光局(JNTO)が発表したデータによると、昨年の夏休みは中国人の訪日旅行がピークを迎え、7月と8月で140万人以上が日本を訪れた。携程の予想では今年の夏休みは150万人に達すると見られている。
今年の夏の香港・澳門旅行には明らかな回復傾向がみられ、予約が増加を続けている。だが数年前に比べると、大陸部観光客の香港旅行をめぐる心情や消費モデル、選択方法などに大きな変化が生じており、レジャー・リゾート、グルメ、フリーツアーが主なニーズとなっている。香港の回復ぶりと対照的に、台湾旅行は冷え込み、観光客が目立って減少している。
夏休み長距離ツアーの予約シーズンが終わりに近づき、昨年に比べると欧州旅行が勢いを取り戻している。携程の予想では、今年の夏休みにはイタリア、ドイツ、フランスを訪れる観光客が前年同期比50%以上増加する見込みだ。英国を訪れる人も大幅に増加し、前期比増加率は60%を超え、特に子ども連れの家族旅行が主力購買層になるとみられる。
今や世界の62ヶ国が中国人観光客に対するビザ免除や現地ビザ発行などの措置を打ち出しており、中国人の海外旅行のコストパフォーマンスは「史上最高額」に達している。
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