

日本では、結婚にかかる費用が増え続けている。日本の結婚情報誌ゼクシィが実施した最新の調査によると、日本の結婚式にかかる費用は平均約353万円に達した。
同調査では、今年中に結婚を予定している6145組のカップルを対象にメールでアンケート調査を行った。その結果、2015年の結婚式費用は2014年比19万円増の平均352万7千円と、1994年に同調査が始まって以来の最高額となった。
結婚式費用の増加は、消費税引き上げと関係があるという。日本政府は昨年4月、消費税率を5%から8%に引き上げた。この影響で、1回の挙式の費用が約10万円増えたことになる。しかし、95.9%の回答者は、「結婚は人生の一大イベントであるため、消費税が増えたからといって予算を下げることはない」としている。
ゼクシィは、結婚式費用が増加したもう1つの大きな原因として、食事代の高騰をあげている。来てくれた人に感謝の気持ちを伝えたいというカップルの思いから、結婚式の招待客一人当たりの食事代が増加傾向にある。調査結果によると、結婚式1回あたりの招待客の数は昨年の72.2人をやや上回る、72.5人に達している。
注意すべきは、上述の費用は結婚式のみの費用で、新居、結婚指輪、ウェディングフォト、新婚旅行などにかかる費用は一切含まれていない点だ。こうしてみると、日本では結婚にかなりのお金がかかることになる。
【韓国でも同じ悩み】

お隣・韓国の状況も日本と似通っている。韓国でも結婚にはかなりの費用がかかり、多くの親が大きなプレッシャーを抱えている。
韓国女性家族部が今年9月に発表したデータによると、韓国では結婚の際、男性側の親が支払う費用は平均8千万ウォン(約880万円)、女性側の親が支払う費用は6千万ウォン(約660万円)となっている。
韓国聯合ニュースの報道によると、韓国女性政策研究院は昨年2月に女性家族部の委託を受け、1200人を対象に調査を行った。調査の対象となったのは、過去3年内に結婚したカップルとその親で、親の年齢は55歳から69歳。
結果、男性側の親の53%以上は、息子の結婚のために8千万ウォン以上を支払った一方、女性側の親が支払った額は、約70%が6千万ウォン以下だった。結婚の際、両親から一切資金援助を受けなかったというカップルは約1割で、両親が6割を負担したというカップルは43.4%だった。
回答者の親のうち、約51.9%が子供の結婚費用を大きなプレッシャーと捉えており、親の68%が「子供の結婚費用は両親が負担すべき」と考えていた。また、カップルの64.8%も、両親が費用を負担することは当然のことと考えていた。
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