
中国人観光客は日本を旅行して、どんなイメージを持つのだろう。「街が整っていて、きれい」、「魅力的な商品」、「交通機関が便利」、「高層ビル」などさまざまなイメージを抱くだろう。ネットユーザーの孫玉遐さんは、独特な視点から、日本の詳細な点に目を留め、そのイメージをまとめた。
日本のイメージその1――日本語が好き

高級ホテル「ヒルトン東京」の受付で働いているきれいでやさしい女性スタッフが、英語も中国語も話せなかった。中国人の英語のレベルは日本人より高いだろう。
日本のイメージその2――中高年の人がまじめに仕事

東京のホテルには、中高年のスタッフがおり、非常にまじめに働き、仕事のクオリティも高かった。JALにも中年のスチュワーデスがいた。中国に比べると、日本は若いスタッフが少ない。
聞いてみると、「若者は、創造や向上、進歩に力を傾けたほうがいい。もちろん、何をするにしても、間に合わせのことをするのではなく、やるからには、一生懸命しなければならない」との答えが返って来た。
日本のイメージその3――悩み多い皇居での生活

周りが濠に囲まれ、二重橋の向こうある白い建物が皇居。明仁天皇陛下と美智子皇后は、感動のラブストーリーを展開し、この美しい場所に住むようになった。
美智子皇后は皇室に嫁いで間もないころ、数百もある皇室の規則を学んだものの、自分の思いを話せる友人もおらず、ストレスからか失語症を患ったと言われている。
日本のイメージその4――現代と伝統が融合し、保守的な考えとオープンな考えが共存

最新の科学技術があり交通機関も便利で、製造技術も高い一方で、昔からの村がそのまま残されている地域も多い。厳格な婚姻制度もあれば、合法の歌舞伎町もある。日本の多くの家庭では、男性は働いていて家族の大黒柱となる一方、女性は仕事を辞め、家で子供の世話や家事をこなす。結婚後も仕事をしている女性は、仕事が好きであるため、多くの成果を出す。
日本のイメージその5――緑あふれる街

都市でも、田舎でも、荒地はなく、木や草、花を至る所で見ることができる。環境保護を非常に重視している日本の森林率は75%で、世界トップだ。お金を出して買える資源は、自国の物を絶対に使わない。
日本のイメージその6――平和を愛する国民

戦争で大きな心の傷を負った日本人は、ごく少数の右翼を除いて、平和を愛し、戦争に反対している。そして、経済的に安定し、庶民がより良い暮らしができることを願っている。一般市民は中国人にも親切で、中国人観光客が低迷する日本経済を牽引してくれると考えている。
日本のイメージその7――絵のような景色

日本では、豊かな自然だけでなく、人も美しい景色を作り出している。北海道などには、多くの農場があり、緑広がる広大な農場で、耕作に励んでいる姿はまさに絵のような景色だ。映画「ラブレター」のロケ地となった小樽、トヨタやセブンスターなどの国際企業のCMロケ地がある富良野の多くの場所は、夏になると一面が花畑になり、遠くには雪が残る山が見え、感動の絶景が広がる。
日本のイメージその8――日本のファミリー企業は経営能力の継承重視

日本の各業界では、世襲制が多いものの、企業がまず重視するのは「血縁」ではなく、後継者の経営能力で、多くの企業が養子を後継者にしている。通常、企業は単に財産を引き継ぐのではなく、後継者を育成し、企業経営の技術を伝える。親は、子供のころから自立することや商売ノウハウを教え、高校に入るとアルバイトをさせてお金を稼ぐことのむずかしさを教えると同時に、社会に接触させ、将来のために基礎を据える。子供にいつまでもすねをかじらせる親は少ない。能力のない子供が親の事業を引き継ぐことはできず、企業を経営することもできず、単に財産を継承するだけでは何の意味もないと考えられている。(画像/文:孫玉遐)
本微信号内容均为人民网日文版独家稿件,转载请标注出处。


