

感動エピソードには事欠かないが、この話には思わず切なさで胸がいっぱいになってしまうだろう。日本のとある駅がたった一人の女子高生のためだけに運営し、女子高生の卒業と同時にその駅は廃止になってしまうという。

上白滝駅は北海道紋別郡遠軽町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の駅。この駅は日本でも歴史ある有名な秘境駅で、人口の減少に伴い、駅の利用客は減る一方だった。

そして利用客はついに通学で利用する女子高生ただ一人に。
上白滝駅は一人の女子高生のために運営しつづけ、今年の春、この女子高生が卒業するため、上白滝駅は2016年(平成28年)3月26日に「極端に利用客が少ない駅」として廃止することを発表している。たった一人の利用客のために最後まで運営する小さくて古いこの駅はなんと思いやりにあふれていることだろう。

列車は朝の通学前の1本と夕方の下校後の1本の1日1往復のみ(下りは7:04発の4621Dで網走行き、上りは17:08発の4626Dで旭川行き)。こんな一人のためだけの時刻表というのもとても心が温まるが、もし列車に間に合わなかった場合、学校にも行けず、家にも帰れないという羽目に陥ってしまう。

毎朝この女子高生は上白滝駅と旧白滝駅間のみ乗車し、夕方も同じ区間乗車する。彼女は旧白滝駅でも唯一の利用客であり、今年の春、彼女の卒業後は旧白滝駅も上白滝駅同様、廃止となる。

このエピソードがメディアで紹介されると、多くの日本国民が感動し、上白滝駅や旧白滝駅といった北海道の古い駅を見に足を運ぶ人が後を絶たないという。
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