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東京五輪、再びスキャンダル発覚 今回は「賄賂」

東京五輪、再びスキャンダル発覚 今回は「賄賂」 人民网日文版
2016-05-15
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导读:記者会見に臨む日本オリンピック組織委員会の森喜朗会長(右)とIOCのジョン・コーツ副会長(資料図)2020

 


記者会見に臨む日本オリンピック組織委員会の森喜朗会長(右)とIOCのジョン・コーツ副会長(資料図)


2020年に開催される東京オリンピックで再びスキャンダルが発覚、暗雲で覆われる事態に陥った。12日付英ガーディアン紙は、「東京五輪招致委員会は、五輪誘致を成功させるため、国際陸上競技連盟(IAAF)のラミーヌディアク前会長の息子であるパパマッサタディアク氏に130万ユーロ(約16千万円)を支払った」というスクープ記事を掲載した。仏検察は、現在この真偽について捜査を進めている。

 

スキャンダルの当事者の一人であるIAAFのラミーヌディアク前会長は、収賄容疑をめぐる捜査のため、フランスから出国することを禁じられている。

 

ラミーヌディアク氏

 

ラミーヌディアク前会長は、1999年から2013年まで、国際オリンピック委員会(IOC)の委員を務め、2014年にはIOCの名誉委員に就任した。前会長は昨年11月、ロシア選手のドーピング違反を隠蔽する見返りにロシア側から100万ユーロ(約12千万円)の賄賂を受け取ったという疑いが持たれ、IOC名誉委員を辞任し、仏当局の調査を受けた。仏検察は今年3月、2016年と2020年の五輪招致プロセスにまで調査範囲を拡大した。

 

現時点で判明しているのは、東京五輪招致委員会またはその代理人が、シンガポールの某地下銀行の口座に総額130ユーロを振り込んだという猜疑がかかっていることだ。この銀行口座は、ラミーヌディアク前会長の息子でIAAFのコンサルタントを務めるパパマッサタディアク氏に関係しているという。パパマッサタディアク氏は現在セネガルにいる。

 

パパマッサタディアク氏

 

世界アンチドーピング機関(WADA)の授権によって今年1月に発表された調査報告によると、ラミーヌディアク前会長の2人の息子、パパマッサタディアク氏と独立コンサルタントのハリールディアク氏、およびラミーヌディアク前会長の個人弁護士はずっと、IAAFの「非公式違法」な影の権力者として幅を利かせていた。

 

もう一方の当事者である東京五輪組織委員会は、五輪招致に成功する前後に、この闇口座に複数回送金したとみられる。だが、組織委員会はこれについて「一切関与していない」という立場を明らかにしている。また、同組織員会の広報チームが出張のため1週間不在にしており、コメントできないとしている。

 

今回明らかになった賄賂スキャンダルについては、電通も関与しているとの疑いが持たれている。同社とIAAFは、2029年までの独占スポンサー契約を締結している。なお、契約期間を2029年まで延長したのは、ラミーヌディアク氏がIAAF会長職を去る直前のタイミングだった。

 


握手を交わす安倍晋三総理(右)とパパマッサタ・ディアク氏

 

WADAが独自に取りまとめた調査報告によると、シンガポールの裏口座は、電通子会社の顧問の名義になっており、この顧問は、パパマッサタディアク氏と個人的に非常に親しい間柄にあるという。だが、電通側はこの人物が子会社の顧問であることを否定している。



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开设于1998年,涵盖时政、社会、文化、科技等多领域的日语网站(http://j.people.com.cn/)
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