

北京市で最も代表的なコミックマーケット「第17回MYC動漫遊戯節(MYC17)」が15~16日の2日間にわたり、光耀東方広場国際国貿会展中心で開催された。会場には、中日両国のアニメやコミック、ゲーム等の紹介やグッズの展示・販売するブースのほか、日本の夏の風物詩「祭り」をテーマに「金魚すくい」や「風鈴」など、日本文化を体験できるコーナーを設置。また、日本に劣らぬ本物さながらのハイクオリティーなコスプレを披露した中国のコスプレイヤーたちが集まり、会場内は大勢の来場者でにぎわった。
「声優ファンミーティング」中国でも大人気の日本の声優
今回、最も注目を集めた「声優ファンミーティング in MYC17」には、ゲストに日本のトップ声優・柿原徹也と、注目の若手男性声優・八代拓が登場。会場に詰め掛けたファン約300人が熱狂的な声援と拍手で迎えた。
今回が3回目の北京訪問となる柿原徹也はトークショー開始早々、「北京が大好きだから」と自身を「北京声優」と命名し、会場のファンたちの心を鷲掴み。一方、今回が初訪中という八代拓は「北京ダック」と「万里の長城」を体験してみたいと話した。
驚きと笑いと黄色い歓声に満ちたファン交流
今回のトークショーは「声優のあれこれ」、「お便りコーナー」、「クイズコーナー」、「甘いセリフコーナー」の4部構成で行われ、ゲスト2人が主にファンからの質問に答え、時にはゲストから会場のファンに質問をして交流を深めた。
「クイズコーナー」では、「単身狗」や「宝宝」、「藍色香菇」などの中国語のネット流行語当てクイズが行われ、その中で、独身を意味する「単身狗」を当てる4択では、他の選択肢としてあがった「単身猫」、「単身豚」、「単身熊」の中から、「単身熊」を選択した八代拓はその理由として、「(熊は)冬眠するから、そういう状態を恋愛に置き換えた」と推理。一方、「単身豚」を選択した柿原徹也は、「交際できないから、逆に発情する」と発情した豚を演じて見せ、そんな2人のユニークな解釈に会場は笑いの渦に包まれた。
そして「甘いセリフコーナー」では、事前にファンから募った「甘いセリフ」を、2人が「イケメンボイス」で読み上げると、会場からは悲鳴にも似た歓声が上がった。
ファンミーティングの最後には会場のファン全員と集合写真を撮り、ファンたちが惜しむ中、1時間にわたった「声優ファンミーティング」が終了した。
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