

クジラが歌を歌うことはよく知られているが、一体何曲の歌を歌えるか知っているだろうか。ワシントン大学応用物理実験室の海洋学者が率いる研究チームは、グリーンランド東沖のホッキョククジラの群れを長期間にわたり追跡している。彼らは先ごろ英国のバイオロジー・レター誌に掲載した研究報告書の中で、2010年から14年にかけて集めた音声データによると、ホッキョククジラは毎年晩秋から初春にかけて定期的に歌を歌い、しかもそのメロディーにはさまざまな変化が生じるとしている。音声を分析したところ、研究者が4年間にわたり録音したホッキョククジラの歌は、実に184曲にのぼった。
海洋哺乳類にとって声は極めて重要だ。音声情報により行き先を決め、エサを探し、コミュニケーションをとる。しかし科学者は現在も、ホッキョククジラの歌声について把握していることはほとんどない。オスだけが歌うのか、自分の曲を共有するのか、メロディーはなぜ常に変化するのかといった点については、現在も謎に包まれたままだ。
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