
浙江省の温州医科大学付属二院腫瘍科の医師・林暁驥さんは現在、末期ガン患者やその家族の言葉を記録する仕事を約1年ほど続けている。
林さんはこれまで患者やその家族22人の言葉を記録してきた。彼らの言葉を記録していくなかで、命の最後を迎えた人々がそれぞれの生と死への考えを抱き、感情の変化を経験し、そして重い病気が患者本人や家族に与える影響を目にしてきた。
腫瘍科の医師である林さんは、毎日のように「死」に直面する。林さんは、「ここでは、死の影から逃げることはできない。腫瘍内科には、すでに手術もできず、薬物による延命治療をするしかない末期ガンの患者がたくさんいる。こうした患者にとって死とはまさに『時間通り』にやって来るものだ」と語った。
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