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例年とは全く異なった日本における今年の春節

例年とは全く異なった日本における今年の春節 人民网日文版
2019-02-17
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导读:日本での生活が長くなるにつれて、中国人である記者が日本で春節(旧正月、今年は2月5日)を過ごす回数も少なくなくなってきた。しかし今年の日本での春節には、驚きを隠すことができなかった。

 日本での生活が長くなるにつれて、中国人である記者が日本で春節(旧正月、今年は2月5日)を過ごす回数も少なくなくなってきた。しかし今年の日本での春節には、驚きを隠すことができなかった。

日本人も、昔は旧暦の正月を祝っていたが、明治維新以降は、西暦1月1日から新年が始まるとして、旧暦はだんだんと人々の記憶から忘れ去られることとなった。一方、日本に住む中国人は、当然のことながら、常に春節を新年として迎えている。毎年、春節が来ると、日本の三大中華街(横浜・神戸・長崎)では、獅子舞などのイベントが展開され、春節を盛り上げる。

赤い色にライトアップされた東京タワー。

しかし、今年は例年とは大きく異なっていた。旧暦の大晦日にあたる2月4日の午後6時30分、東京タワーで「中国旧暦新年 東京タワーレッドライトアップ」点灯式が行われた。見学に訪れた多くの日本人が主催者と共に、点灯前のカウントダウンを行った。日本のほとんどのテレビ局が中継を行い、「中国紅」でライトアップされた東京タワーの写真がSNS上を賑わした。東京タワーが春節を祝って赤くライトアップされたのは、今回が初めてのことだった。

ライトアップ式典で、日本の安倍晋三首相がビデオで中国国民にあいさつし、心のこもった新春の祝福メッセージを伝えた。

また、東京タワーで点灯式が行われた後、各テレビ局は安倍晋三首相によるビデオメッセージを放送した。安倍首相は、「大家、過年好!(みなさん、明けましておめでとうございます)」と中国語を交えて挨拶し、「百聞は一見に如かず」という諺を引用し、中日両国民の交流増進を呼びかけた。

また日本の各中華街で行われるイベントも今年は例年より賑やかさを増していた。神戸南京町にある中華街では、大規模なコスプレパレードが行われ、楊貴妃や包拯、「西遊記」師弟4人組など日本でもおなじみの歴史上の人物やキャラクターのコスプレをした人々が登場し、見物に来た多くの日本人を楽しませた。東京タワーでも、タワーの下で中国テイスト満載のランタン祭りが開かれた。

日本の動画共有サービス「ニコニコ動画」では、2016年から毎年、中国の春晩(春節を祝う中国の国民的年越し番組)を生放送しており、今年も放送された。大晦日の夜、6万人あまりの日本人がオンラインで視聴したが、最も人気があったプログラムは、ジャッキー・チェンによる歌とコント「站台(プラットホーム)」だった。共に鉄道員として働く夫婦がわずか数分しか会えないというシチュエーションに「思わず涙した」、「感動した」などのコメントが多くの日本人視聴者から寄せられた。

日本のSNS上では、2月初め、春節をめぐる話題が最高潮に達し、まるで日本人も春節を祝っているかのような感覚に陥った。旧暦正月4日に記者宅を訪れた日本人記者は、「中国に対する日本の世論は、明らかに改善されてきている。日本政府が中国との関係を重要視する態度を表明したことも、そのような風潮を後押ししている」との見方を示した。

日本の大学のある教授は、「中国に対する日本人の気持ちは、ひとつの変化を経験した。2010年、日本のGDPが中国に追い越された時、日本人は、それを『信じられない』、『受け入れられない』と反応し、中国を批判・中傷するといった段階を経た。だが、今は、中国経済について悪く言う日本人はほとんどいない。年間700万人の中国人が日本を訪れており、日本に巨大な経済効果をもたらしている。この事実から、日本人は、中国との協力の重要性を十分意識するようになっている」とコメントした。

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