人的資源・社会保障部（省）は18日、18種類の新職業を発表した。その中の「飲料調合師」は、あなたのためにミルクティを作ってくれるカフェの店員のことで、ついに正式な職業になった。ミルクティ好きのあなたのおかげで、新しい職業が誕生したとも言える。
18の新職業が誕生
同部は18日に国家市場監督管理総局、国家統計局と共同で、18種類の新職業を一般向けに発表した。
18の新職業とは、（1）集積回路エンジニアリング技術者（2）企業コンプライアンス師（3）企業金融顧問（4）物々交換師（5）中古車ディーラー（6）自動車救援士（7）飲料調合師（8）食品安全管理師（9）サービスロボット応用技術員（10）電子データ証拠採取アナリスト（11）職業トレーニング師（12）暗号技術応用員（13）建築カーテンウォール設計士（14）炭素排出管理員（15）管廊運用・保守員（16）酒類配合設計師（17）スマートハードウェア設置調整員（18）工業ビジュアルシステムオペレーターを指す。
今回の発表は、「中華人民共和国職業分類大典（2015年版）」が発表されてから4回目の新職業の発表になる。
ミルクティカフェ店員に正式な名称
18の新職業の中でも、「飲料調合師」が特に注目を集めた。ここで気を付けてほしいのは、これはバーテンダーではないということ。新スタイルの茶飲料を作るカフェ店員の正式な職業名称だ。
生活モデルの変化と生活リズムの加速に伴って、これまでのような1種類の茶葉、ミルク、ヨーグルトなどでできていた飲料品では、消費者の多様化するニーズに応えきれなくなり、ここ数年は茶葉、ミルク、果物、野菜などをミックスした新スタイルのおいしい健康飲料が登場し、広く受け入れられ、特に若者に好まれている。
新職業の発表時の定義によると、「飲料調合師」は、茶葉、果物、ミルク、それらの加工品を原料・補助材料とし、色合い、デザイン、栄養成分のバランスを整えていろいろな味の飲料品を作ることのできる人を指す。
同部によれば、「飲料調合師」は新興の職業として、フレキシブルな雇用を促進するのにプラスになるだけでなく、茶葉、乳製品、果物・野菜などの産業の発展を促すことになるという。
報告のデータを見ると、2020年には新型茶飲料の消費者の規模が3億4千万人を突破した。21年は新型茶飲料の市場規模が1100億元（約1兆8400億円）を超える見込みだ。
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