FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022は、アルゼンチンが決勝進出を決めるなど大詰めを迎えている。新疆維吾爾(ウイグル)自治区喀什(カシュガル)地区葉城(カルギリク)県に住む阿布都哈力克・艾木都拉君(14)は、憧れのアルゼンチンのメッシ選手に直接プレゼントしてもらったユニフォームを着て、少し緊張しながらも、テレビの前でメッシ選手を大興奮で応援している。

家族とカタールW杯を観戦する哈力克・艾木都拉君。画像は喀什党地区委員会宣伝部が提供
哈力克・艾木都拉君がユニフォームをもらったのは5年前のことだ。
阿布都哈力克·艾木都拉君とメッシ選手の出会いは、小学2年生の時に、お金を貯めてサッカーボールを買ったエピソードがきかっけとなった。サッカーが大好きな彼はコツコツとお小遣いを2年間貯め続けて、しわくちゃになったお金を体育の先生に渡し、県の行政中心地でボールを買ってきてもらった。

2017年、憧れのメッシ選手に会ってハグをしてもらった阿布都哈力克·艾木都君(資料写真)。画像は喀什党地区委員会宣伝部が提供
2017年、メッシ選手がイベントに参加するために中国を訪問した際、報道陣のサポートもあって、彼はメッシ選手と実際に会うことができた。直筆サイン入りのサッカーボールやユニフォームをプレゼントしてもらっただけでなく、熱いハグをしてもらうこともできた。

メッシ選手にプレゼントしてもらったボールを持ち、ユニフォームを着て写る阿布都哈力克・艾木都君。画像は喀什党地区委員会宣伝部が提供
それから5年が過ぎて、背も伸びて体格も良くなった彼の体に、メッシ選手にプレゼントしてもらったサイン入りのユニフォームはピッタリの大きさとなった。
「W杯が終わったら、メッシ選手と家族を葉城県に招きたい。ここにはサッカーが好きな人がたくさんいるし、とてもおいしいクルミやザクロもある」と阿布都哈力克·艾木都拉君。
喀什地区体育局党組の副書記・局長を務める阿迪力・玉努斯氏は、「当地区では、サッカーをしている人がたくさんおり、そのムードも高い。サッカーをよくプレーしている青少年は8万2000人以上で、各村にサッカーチームがある」と説明する。
喀什地区の少年たちは、「ポストメッシ」を目指して、グラウンドで大好きなサッカーボールを追いかけ、練習に励んでいる。
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