北京の街を人民網日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩いて紹介する、その名も「ぶらり北京」。今回はなんと、什刹海でのドラゴンボート体験!いつもは食いしん坊ぶりばかりを発揮している2人が突如アクティブなスポーツウーマンに?さて、どうなりますことやら…
動画では什刹海でのドラゴンボート体験を臨場感たっぷりにレポ!什刹海の水面を吹く風をあなたも感じてみてね!
🐉ドラゴンボートレースを観戦してみた!

端午節に円明園で行われたドラゴンボートレースの様子(撮影・勝又あや子)。
A姐とG姐もこういう伝統行事は大好き!猛暑日にも関わらず、円明園まで見物に出かけてみた。ドラゴンボートレースというと直線コースのイメージだが、この日は割合小さめの池で行われたこともあってか、池に設置されたコースを周回するレースだった。

見事2位に輝いた北京インターナショナルドラゴンボートチームの皆さん(撮影・勝又あや子)。

北京インターナショナルドラゴンボートチームメンバーの和泉日実子さん(撮影・勝又あや子)。
和泉さんから、ドラゴンボートのように前から後ろに漕ぐ場合は、船の櫂のことを「オール」ではなく「パドル」と呼び、ボートに乗るメンバーの配置を決めることを「配艇」と言うなど、ドラゴンボート豆知識を説明してもらう。そして和泉さんのこんな一言が、私たちを真夏のボート体験へと誘ったのだった。
「什刹海で毎週練習しているので、よかったら体験しに来ませんか?」
🐉まずは什刹海の映えスポットに行ってみた!
そんなわけで、端午節から2週間後の週末にぶらりと什刹海へ。メインの目的はもちろんドラゴンボート体験なのだが、せっかく北京の人気観光スポットでもある什刹海エリアに来たからと、まずは前海沿いにあるカフェに立ち寄った。

屋上のテラス席からの眺めと写真映えドリンク(撮影・勝又あや子)。

後海沿いの夏景色(撮影・勝又あや子)。

カフェ内から見た後海西岸の眺め(撮影・勝又あや子)。

炎天下の散策でヘロヘロのA姐とG姐を「生き返らせた」冷たいドリンク(撮影・勝又あや子)。
🐉ドラゴンボートを漕いでみた!
そうこうしている間に、練習の待ち合わせ時間に。午後6時近くとあって日差しはやや弱まっているものの、まだまだ暑い。「お疲れさまです!」と笑顔で迎えてくれた和泉さんに一応笑顔を返したものの、もう不安しかない。そしてチームを率いる賀鳴隊長にご挨拶。賀隊長はドラゴンボートを漕いで21年のベテランだ。ド素人のA姐とG姐の練習参加を快く受け入れてくれた隊長には、感謝しかない!

ドラゴンボートから見た後海の眺め。遠くに北京一の高層ビル「中国尊」の姿も(撮影・勝又あや子)。

A姐とG姐の後海グルグル記録(提供・北京インターナショナルドラゴンボートチーム)。
この日、私たちは「後海をグルグル回る」練習をほんの少しだけ体験させてもらうつもりでいた。時間にして30分から1時間弱。とりあえずドラゴンボートを体験し、写真と動画を撮らせてもらえば十分という軽い気持ちでいた。しかし、賀隊長は思いがけずスパルタキャプテンだった。結局、私たちはほぼ2時間の練習にフルで参加することになったのだった。
🐉ドラゴンボートはもう生活の一部
練習の間、必死にパドルを動かしながら考えていたのは、「息を合わせないと後ろのメンバーに迷惑がかかる」ということだった。これはプレッシャーではあったが、それと同時に頑張ろうというモチベーションにもなった。そして「皆が力を合わせて一艘のボートを漕ぐ」ということに、気持ちがグッとくるものがあった。

ユニフォームとパドルをデザインした賀鳴隊長(提供・取材対象者)。

2匹の龍がパドルを持つデザインのユニフォームと北京らしさ満載のパドル(撮影・勝又あや子)。
「ここは故宮のすぐ近くにあり、皇帝が園遊に訪れた場所。ここで漕ぎたいという中国のドラゴンボートチームは多いけれど、ほとんど対外開放していないので、なかなか難しい」と賀隊長。だからこそ、ドラゴンボートチームにとって憧れの地であるこの場所で練習できることをとても光栄だと考えている。

後海の向こうに沈む夕陽に向かってドラゴンボートを漕ぐ(撮影・勝又あや子)。
夕陽に照らされて必死にパドルを動かしたあの日のことを、折に触れて思い出す。「力を合わせて一艘のボートを漕ぐ」ドラゴンボート体験は、筋肉痛とともに、心に何日も残り続けた。(文・勝又あや子)

ぶらり北京
北京の街を人民網日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩き、見たり、食べたり、遊んだり?興味の向くまま、気の向くまま、北京の魅力をゆる~くお伝えしていきます。
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