中秋節（旧暦8月15日、今年は9月29日）と国慶節（建国記念日、10月1日）に合わせて、今年は9月29日から10月6日まで8連休だった中国。今年は大型連休となったため、思いっきり発散したいという人が多かったに違いない。なかでも、絶対に欠かすことのできないのが「食べて飲むこと」だ。「抖音（中国版TikTok）生活服務」は今月7日、「巨量引擎城市研究院」と共同で、「抖音生活服務2023中秋・国慶飲食消費報告」を発表した。同報告は8連休中の抖音を通じた飲食消費の動向に迫っている。
ショート動画や購買意欲を煽るグルメライブ配信を視聴するというのは、多くの「抖音」ユーザーの休みの日の恒例行事となっている。9月29日から10月3日にかけて、抖音のグルメショート動画のアップ数は488万件で、再生回数は115億回に達した。またグルメ関連のライブ配信は23万回に達した。
オーダー数最多は「ドリンク」 検索数最多は「火鍋」
8連休中、「食べながら遊びたい」というユーザーのニーズに合わせて、抖音生活服務は、「食べて、飲んで、遊んで楽しもう」をテーマにしたイベントを開催。「188元(1元は約20.4円)分のクーポン券セット」と「旬の商品マーケティング攻略」を企画し、飲食業者が8連休に合わせたユーザーの目を引くような特別商品を打ち出すよう働きかけ、ユーザーにコスパ最強グルメを提供した。同イベントは、ユーザーと業者の双方のニーズを十分に満たした形となった。
グルメ系の品目で、オーダー数が最も多かったのは、行楽に出かける人にとって欠かすことのできない「ドリンク」だった。オーダー数の増加が最大だったのは、お腹いっぱい食べることができる「ビュッフェ」だった。また検索回数が最も多かった料理は「火鍋」だった。「火鍋」は、具の種類や味のタイプなどが多種多様であるほか、家族や友達、親族とおしゃべりを楽しみながら食べるのに適している。さらに、家族で鍋を囲めば、一家団欒を楽しむことができるのが特徴だ。
また、都市別で見ると、抖音で極めて高い人気を集めたのが福建省の厦門(アモイ)だった。「厦門」のハッシュタグが付いた動画の再生回数は360億回を超えた。「厦門のグルメ」のハッシュタグが付いた再生回数は40億回を超え、プラットホームのユーザーの盛り上がりが下支えとなり、厦門のグルメ消費の増加幅は全国でトップとなった。
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