当“打游戏”成为一份职业

5月9日、成都市のAGエレクトロニック・スポーツクラブのトレーニングルームで、チームメンバーの最近の試合状況を分析する劉家楨さん。

90後（1990年代生まれ）の劉家楨さんは、四川省成都市にあるAGエレクトロニック・スポーツクラブでシューティングゲーム「クロスファイア」のコーチをしており、試合に出場するチームのトレーニングと指導を担当している。コーチになる前は、10年間近くの選手のキャリアがあり、クロスファイアのプロリーグや世界リーグで何度も優勝したことがある。

劉さんは、「eスポーツの魅力は試合にたくさんの不確定要因があることで、臨機応変にする必要がある。プロ選手になりたければ、ゲームが上手というだけではだめで、優れた身体能力と心理的な素質を備えていなければならない。選手はプロリーグに参戦する前にたくさんの選抜をくぐり抜けなければならない。たとえばゲームのプレイヤーランキングで上位になること、クラブの若者対象のトレーニングに参加すること、トレーニングと試合を何度も繰り返していくこと……その間にたくさんの人がドロップアウトしていく」と説明した。

劉さんは「興味と好きという気持ちだけでなく、プレイヤーたちは試合で栄誉を目指して戦い、自己実現のために努力している」との見方を示す。eスポーツと一緒に育ち、今はeスポーツを職業にしている劉さんは、「もっと多くのeスポーツを愛する若者がこの業界に入り、試合会場の内外で若者らしい力を見せてくれることを願っている」と語った。

5月9日、トレーニング終了後、チームメンバーとゲーム運びを振り返る劉家楨さん（前列中央）。

5月9日、コーチ就任後にチームで獲得したCFS2021年世界決勝戦の優勝トロフィーを見せる劉家楨さん。

「クロスファイヤ」CFPLS22決勝戦に出場したチームメンバー（2023年8月5日に撮影）。

成都AGクラブが「クロスファイア」CFPLS22年決勝戦に勝利し、メンバーと共に優勝を喜ぶ劉家楨さん（左から3人目、2023年8月5日に撮影）。