2023年以降、中国企業の「海外進出(出海)」ブームが一層加速しています。中国商務部のデータによると、2023年の中国の対外非金融分野直接投資は前年比16.7%増の9,169.9億元に達しました。同期の対外直接投資総額(ODI)は1,301.3億米ドル(約9285.2億元)で、前年同期比11.4%の増加となっています。
世界的な産業チェーン再編が進む中で、中国企業はさまざまな課題に直面していますが、この大規模な「出海」時代において、中国は真のグローバル企業を育てようとしています。
2024年の中国の輸出額は約3.6兆米ドルに達すると見込まれており、主要な貿易相手国は米国、欧州連合(EU)、およびアフリカ諸国です。2023年には、中国とEUとの貿易総額が8,000億米ドルを超えました。
コロナ渦以降の世界経済の回復により、これら地域では中国製品への需要が再び高まりつつあります。特に技術、消費電子製品、機械などの分野で顕著です。
さらに、中国の貿易政策や「一帯一路」構想などの国際的な取り組みは、世界のサプライチェーン、製造業、物流に大きな影響を与えています。世界の製造拠点である中国の製造業生産は、世界全体の約28%を占めています。
グローバルなサプライチェーンロジスティクス企業である郵船ロジスティクスは、近年、海外進出を目指す企業に対してカスタマイズされた物流ソリューションや関連サービスを積極的に提供しています。
当社は、空運・海運・陸運といった従来型の輸送サービスに加え、海外での工場設立を検討する企業に対して、サプライチェーン面での業務支援や、これまでの実績に基づくビジネスコンサルティングなど、総合的なサポートを行っています。
現在、当社は世界46の国と地域、437都市に、合計748か所の配送センター/事務所を展開。約370万平方メートルに及ぶ戦略的拠点に倉庫スペースを保有しています。
これらのグローバルネットワークを活用し、現地の保税倉庫、コンテナヤード、車両運行体制など、設備や運営体制の面からもお客様の事業を支援しています。さらに当社は、アフリカ地域での戦略的拠点整備にも着手しています。昨年、グローバル本社機能を再編し、アフリカを含む「環インド経済圏」事業計画を策定しました。今後はアフリカに現地法人を設立し、さらなる事業拡大をさらに進めていく方針です。
当社のグローバルネットワークや海外展開支援について、詳しくは展示ブースにてスタッフまでお気軽にお尋ねください。