作者:贾晋京
中国人民大学重阳金融研究院院长助理
2020年世界发生了巨大的变化,哪一个变化最大呢?不是新冠疫情,而是美帝国的崩溃。
今年、世界で起きた最も大きな出来事とは何だろうか。一連の激変の中で、最も目立った変化は何だろうか。米帝国の崩壊であり、新型コロナではないのだ。
虽然新冠疫情改变了世界,但是相比起美帝国的崩溃来说,恐怕美帝国的崩溃这件事情对未来的世界影响更大。我们可以想一想,美帝国已经影响了整个世界上百年的时间,如果在2020年一年之内就崩溃了,是不是对世界的影响会更加的长远和巨大呢?
新型コロナによって世界が動揺されたとはいえ、米国の崩壊のほうがおそらく今後の世界により大きな影響を与えられそうに見える。百年以上世界に影響力を発揮してきた米帝国が、2020年に一気に崩壊してしまうことを考慮すれば、世界が深刻かつ甚大な影響を受けるのもおかしくないであろう。

美国这个国家看上去不像是马上要灭亡的样子,那为什么说美帝国崩溃了呢?在这里我们需要考虑一下,美帝国跟美国是不一样的。美帝国象征着美国在全球的存在。比如,世界上很多地方都在使用美元,美元的总量当中只有大约三分之一是在美国本土使用,而三分之二是在美国以外的世界上各个地方使用。
米国という国が今にも死にそうな様子に見えないものの、なぜ米帝国が崩壊すると断言できるのかというと、なるほど「米帝国」と「米国」が違うわけだ。「米帝国」は米国の世界における存在である。例えば、世界中の多くの地域では米ドルが流通貨幣だが、米ドルの取引量の中で、米国本土における取引量が3分の1にとどまり、残りの3分の2は米国以外の世界各地で流通しているわけだ。
世界上各个地方使用美元,那背后是不是需要众多支撑美元的运行机制呢?包括使用美元的银行体系,包括能够使用美元结算的贸易系统,还有跟美国市场的连接。那么美元就是美帝国在全球存在的一种象征。美帝国在全球是一种广泛的存在,它包括美国在全世界的军事力量、政治影响力,甚至文化的影响力。
世界各地で米ドルが使用されている以上、米ドルの取引を支える厳密なメカリズムが必要となってくるものだ。例えば、米ドル使用の銀行システム、米ドルで決済する貿易システム、米国市場との直結などがある。米ドルが正しく米帝国の世界中における存在のシンボルなのである。こんな存在は幅広い分野にまたがり、世界各地にある米国の軍事力、政治的影響力、文化的影響力を含める。
比如,世界上很多国家都在使用美国的教材,美国的教材反映的美国的观念,基于美国的历史和社会经济现实。美国作为一个主权国家,是指在美国领土范围之内的国家。美帝国可以理解为是美国用以支配世界所形成的一种操作系统,这跟美国本身是有一些区别的。
例えば、米国の教科書を導入する国も少なくないが、米国の教科書にある事例は米国の価値感を反映し、米国の歴史と現実をもとにしているわけだ。「米国」は主権国家として米国の領域内に存在している。米帝国の世界中における存在は2020年をもって崩れていきそうだ。「米帝国」を世界を動かす一種の操作システムとして受け止めていいだろう。それは「米国」そのものとは違っている。
美帝国在全世界的存在在2020年看来是要崩溃了。目前,美帝国正在加速走向崩溃。这种崩溃可以从三个方面反映出来——
米帝国は2020年に崩壊することに変わりはないのであろう。三つの側面から窺い知れる。
01
第一个方面,从美国国内的经济情况来说,美国的经济状况在2020年可能将面临一个大的衰退,甚至出现经济总量损失百分之几十,甚至是一半的情况。如果美国的经济总量在2020年萎缩到了一半,那么美国的市场将无法支撑美帝国的全球框架。目前第二季度刚刚结束,二季度的统计数据还没有出来,但是美联储预测,二季度美国的GDP总量可能要同比下降50%。即使是比较乐观的预期,也是要下降30%。因此,美国的经济恐怕是在2020年衰落到一个难以支撑美国在全球内维持美帝国的地步。
まず、米国国内の経済的情勢からすると、2020年には米国経済は大きな衰退が起きる可能性がある。国内総生産の減少が10%以上から半分程度までに達する恐れがある。もし、米国の国内総生産が2020年に半分程度に縮むとなると、米国市場が米帝国の世界中への支配の枠組みを支えにくくなっていく。現在、第2四半期が終わったばかりですから、第2四半期の統計データはまだ発表されていないが、FRB(連邦準備理事会)の予測によると、第2四半期の米国のGDPが前年比で50%程度減少する見込みだという。比較的に楽観的な予測であっても、30%は減少するとしている。したがって、米国経済は、2020年に、世界を支配してきた米帝国の枠組みを後押ししできなくなるまで弱体化するだろうと思われる。
02
第二,从美国的政治支撑能力来讲,现在以“黑命贵”为口号的社会运动在美国风起云涌,很多关于美国这个国家的象征在运动中受到了质疑甚至颠覆。比如国父华盛顿的塑像在很多地方都被推倒了。华盛顿的塑像被推倒了,那么印在美元上的华盛顿画像呢要不要烧掉呢?也许跟美元本身有仇的人不多,但是美元上当初为什么要画华盛顿的头像?因为一种货币背后反映的是大家对发行这个货币的政权的支持。美元在全世界的流通,表达的是美国的政权能够兑现它很多关于制度、关于准则方面的承诺。但是作为灯塔国的美国在2020年遇到了像“黑命贵”这么大的社会危机,并且美国在2020年6月的时候,劳动力人口当中40%以上处在事实上的失业状态,这就使得美国在有关政治、有关经济等方方面面的承诺无法向全球兑现了。那么在这种情况下,恐怕美帝国要面临一个崩溃的局面。
次に、米国の政治的支配力からすると、いわゆる「ブラック・ライヴズ・マター」をスローガンとする社会運動が米国全土を巻き込み、米国の国家としてのシンボルに疑問を投げかけようとしている。例えば、「建国の父」とされるワシントンの像が次々と倒された。では、米ドルの紙幣にあるワシントンの肖像画はどう扱うべきか。焼却でもするものか。米ドルそのものに恨みを抱く人は多くないが、そもそもなぜ米ドルにはワシントンの肖像画が印刷されてたのだろうか。当該貨幣を発行する政権への支持を貨幣が反映しているからだ。米ドルの世界流通は、米国が体制面、規則面の約束を守れることへの期待を表している。ところが、世界の司令塔たる米国は2020年に「ブラック・ライヴズ・マター」のような社会危機に陥り、2020年6月に、事実上の失業者が労働人口の40%以上にのぼっている。したがって、2020年には政治的約束がもはや守れなくなるのではないかと。挙句の果てに、おそらく米帝国が崩壊状態に突入していってしまうだろう。

03
第三,也是最重要的一点,美国正在加速失去全世界各国对它的信任。我们可以看到包括欧洲在内许多国家已经对美国发出了旅行禁令。在疫情的冲击之下,很多国家都已经不再欢迎美国人和美国很多商品的来往了。事实上,如果要是没有人员和美国的商品和文化的输出,美帝国是没有办法跟它在全球的框架产生联系的。在疫情之前2019年我们可以看到,包括像美国的电影、电视节目、动漫,还有美国的体育,如篮球等一些文化创意产业在美国的经济当中大概占到40%的产值。疫情爆发后,体育赛事、电影院全线停摆。美国也没有相应的文化产品向全世界输出了。而且,像文化创意产品,有一个非常重要的特征,它依赖于人群的聚集,没有人员的来往和内容的全球传输,整个经济活动就没有办法在全球稳定地运行起来。现在,美国失去了跟全球来往的这些机制,那么美国肯定就没有办法继续维持它在全世界范围内美帝国架构的有效运行。
さらに、何より米国が世界各国からの信頼を加速度的に失いつつある。ヨーロッパが米国に対して渡航禁止を決定したように、新型コロナのインパクトにより、多くの国は米国人と米国との取引を拒むようになっているわけだ。人、商品、文化の輸出がなくなると、米帝国が世界とのつながりも難しくなる。新型コロナが起きる前の2019年に、映画、テレビドラマ、アニメ、バスケットボールをはじめとするスポーツといった文化産業が米国経済の中で約40%の比重を占めている。新型コロナが起きて以来、スポーツが中止になり、映画館も閉館状態である。その結果、米国は世界中に文化製品を輸出できなくなった。文化製品の類のものの特徴として、人の群集に頼ることが挙げられる。人的交流と異文化交流がなくては、経済活動の世界規模の展開も不可能になる。現在、米国がそういった世界とのコミュニケーションシステムを失ってしまった以上、世界規模の「米帝国」を維持できなくなるに違いない。
这个系统没有办法有效运行的话,接下来很重要的一步是下一步它会不会再次恢复运行呢?就好像一个计算机系统宕机了以后,重启能不能够继续有效运行呢?我们认为不能。为什么不能?因为全世界各国能够使用美国作为一套国际秩序操作系统,前提是美国市场本身是有效的,但是美国市场的有效性又建立在美国国内经济运行的有效性基础之上。美国国内经济运行的有效性需要美国这样的一个负债型的经济体,它不断扩大债务规模。而且这些债务规模能够变成下一步有效的经济活动。
では、今後米帝国がもう一度よみがえるのか。コンピューターがいったんフリーズしてしまってからというもの、再起動するにしても、うまく稼働することができないことと同じく、世界が米国を操作システムとして使ってきたことの前提となったのは、米国市場がうまく動いてきたことである。米国市場の有効性が米国国内経済の有効性を基盤にしているから、米国国内経済の有効性を保つためには、米国のような負債型の経済国が絶えずに債務を増加していかなくてはならない。しかも、債務はこれからの経済活動を支えられるくらいの規模にならないと。

但是现在美国国内的经济实际状况是,美联储的资产负债表在3月份的时候还是4.5万亿美元,到了5月底已经超过了7万亿美元,它是一种近乎直线上升的状态,表明美国增加了大量的债务,这些债务对应美联储发行的货币。增加债务后,在疫情之下经济停摆的情况下,首先是用于还过去欠下的账。比如在经济停摆的情况下,人没有工作了,没有工作但是信用卡还要支出,那这个信用卡的账就必须先还。对于企业来讲也是一个类似的状态,那么在这种情况下,美国即使是扩大很大量的债务规模,经济也没有办法预期回到疫情之前的水平。在多大程度上没有办法回到预警之前的水平呢?很可能是美国经济的总规模会缩减到只有疫情之前的60%甚至一半的规模。
しかし、FRBの資産負債表は、3月に45000億ドルに過ぎなかったのに引き換え、5月末までになると、なんと7万億ドルを超えた。そのような上昇ぶりが債務の大幅な増加を物語っている。債務を増やしてから、新型コロナで経済が伸び悩んでいる中で、まず前の債務を返済しなくてはならない。例えば、人が首になってしまっても、クレジットカードで支払いをしなければならないので、クレジットカードの返済を済まさなければならない。企業にとっても同じことが言える。こんな中で、債務規模を拡大するにしても、経済がコロナが起きる前のレベルまで回復できない。米国経済の規模がコロナが起きる前の60%か半分ぐらいにまで縮む可能性が高い。
所以,世界各国也就没有办法再相信美帝国作为一个全球的操作系统它能够回到疫情之前的水平了。所以美帝国在2020年是肯定崩溃了,那么全世界会进入到一个没有美帝国作为唯一超级大国,所谓一级格局和多级格局之间没有一极的一个状态,这就是2020年将会发生的最大的变化。
そのため、世界各国がグローバル的な操作システムとしての米帝国がコロナ以前のレベルに復旧するのを期待しなくなったのである。2020年に米帝国が崩壊するに決まっているというわけだ。唯一のスーパー・パワーとしての米帝国のない状態に向けて、世界が突き進んでいくと予想される。これが、2020年に世界が起こる最大の変化なのである。以上、崩壊中の米帝国に関するの分析とする。


