
北京でこのほど開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)非公式首脳会議で、ロシアのプーチン大統領が、まだ発売されていないロシアメーカー「YotaDevices」の 2 画面スマホ(多機能携帯)「Yota Phone 2」を中国の習近平・国家主席にプレゼントした。同スマホは、同メーカーが自主開発した商品で、今後中国市場にも進出する計画だ。

今や携帯は、手放すことができない必需品になっている。もちろん、各国の指導者にとっても同じで、米国のオバマ大統領は、カナダのリサーチ・イン・モーションのスマホ「Black Berry」を持って、何度も公の場に現れている。各国の指導者のお気に入りのスマホを見てみよう。
nubia Z5Mini

習主席の妻・彭麗媛夫人は、ドイツを訪問した際、中国メーカー・ZTEが昨年発売したNubiaブランドのスマホ「nubia Z5 Mini」を使用している姿を捉えられた。その後、同スマホのネット上で販売数は倍増した。
同スマホは、「Mini」版ではあるものの、その外観からもメーカーが開発にかけた思いが伝わって来る。表には何の装飾もなく、画面がオフになっている状態では画面と淵が一体となる。ディスプレイは4.7インチで720p表示。流行りのOGSフルラミネーションを採用しているため、薄く、光の透過率も向上している。
YotaPhone

「YotaPhone」はロシアメーカーのスマホだが、中国で製造されている。「YotaPhone 2 」も2画面スマホで、ディスプレイは5インチと4.7インチ。解像度は1920×1080 Full-HD (AMOLED) と 960×540 qHD (E-Ink)1920×1080 Full-HDとなっている。画面は常時表示されている。
SecteraEdge

世界最強のスマホは、「iPhone」でも「ノキア」ではなく、オバマ大統領が使用しているゼネラル・ダイナミクスの「Sectera Edge」だ。何よりも、その値段だけでも、他のスマホを全く寄せ付けない。米国家安全保障局(NSA)が認定する暗号化ソフトが入ったこの特製スマホの値段はなんと1800万ドル(約21億円)だ。同スマホには2つのメモリが搭載され、どんなハッキングにも耐えられる。メールアドレスが定期的に変更されるほか、盗聴や情報搾取もほぼ不可能という、正に「戦闘機のような携帯」だ。
HTCのButterfly

朝鮮メディアが2013年2月、「安全保障及び対外部門関係者協議会」に出席している金正恩第1書記の姿を写真で公開し、台湾・宏達電子(HTC)のスマホ「Butterfly」を使用していることが分かった。金第一書記が「iPhone」や韓国サムスンの「Galaxy」ではなく、HTCのスマホを選んだのは、米国や韓国の商品を使用すると面倒なことや批判が生じると考えたためと見られている。
「人民網日本語版」


