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第19回MYC動漫遊戯節開催、急発展する中国のアニメ・ゲーム業界

第19回MYC動漫遊戯節開催、急発展する中国のアニメ・ゲーム業界 人民网日文版
2018-07-24
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导读:「第19回MYC動漫遊戯節」が21~22日の2日間、北京市の光耀東方広場で開催された。今回、人民網は同コミケ会場に潜入し、中国で急成長するアニメ・コミック・ゲーム業界の現状や同カルチャーをこよなく愛す

 北京版コミックマーケット「第19回MYC動漫遊戯節(MYC19)」が21~22日の2日間、北京市の光耀東方広場で開催された。今回、人民網は同コミケ会場に潜入し、中国で急成長するアニメ・コミック・ゲーム業界の現状や同カルチャーをこよなく愛するファンたちの実態に迫った。

イベントに参加した日本のアイドルユニット「P.IDL」のメンバーたち(7月21日撮影)。

中国のコスプレ文化の発展と深まる周囲の理解

イベントに参加したコスプレイヤー(7月21日撮影)。

北京のコミケ会場に入ってまず目に飛び込んで来るのが、アニメやゲームの様々なキャラクターに扮したファンたちだ。中国のコミケの特徴としては、全体的にコスプレイヤーの比率が高いこと。こういったコスプレイヤーたちのことを、中国では「Cos(コス)」の語尾に「er」をつけた「Coser」と呼んでいる。中国では、女性「Coser」の比率が高く、コスプレイヤーの年齢層が幅広い日本とは異なり、20歳前後の年齢層にコスプレ人口が集中している。

女装で登場したイベントの主催者、北京動卡動優文化伝媒有限公司の峰岸宏之さん(7月21日撮影)。

中日両国のアニメ・ゲーム業界に詳しい北京動卡動優文化伝媒有限公司の峰岸宏之さんは、「中国のコスプレは、細かさでは日本にやや劣るものの、衣装作りのスピードが速く、旬のアニメのコスプレを早い段階から取り入れている。スピード感では中国、完成度では日本の方が上」と分析する。

サバイバルホラーゲーム「Identity V(第五人格)」の庭師エマ・ウッズのコスプレをしてイベントに参加した有名2次元アイドル・梁雲若さん(7月21日撮影)。

今回、サバイバルホラーゲーム『Identity V(第五人格)』の庭師エマ・ウッズのコスプレをしてイベントに参加した有名2次元アイドル・梁雲若さんは、「自分がコスプレをやり始めた8年前と比べ、現在中国ではコスプレイヤーが変な目で見られることは少なくなり、ちゃんとコスプレイヤーとして認識してくれるようになった。コスプレ人口の増加に伴い、衣装・アイテムショップが充実し、価格もかつての2、3千元から数百元にまで下がり、より手が届きやすくなった」と語る。

中国のネットゲーム「剣侠情縁」のキャラクターに扮し、ファンたちの撮影に応じる中国の有名コスプレイヤー兼漫画家の走路揺さん(7月21日撮影)。

また、中国のネットゲーム「剣侠情縁」のキャラクターに扮し、妖美な中国風の古装とポーズでファンたちの撮影に応じていた中国の有名コスプレイヤー兼漫画家の走路揺さんは、「子どものころから日本のアニメが好きで、コスプレにも憧れていた。現在は念願かなってプロコスプレイヤーとして、ゲームの宣伝モデルに起用されたりしている。プロコスプレイヤーにとって、メイクや撮影時のポージングは必須のスキル。コスプレがきっかけで芸能界にスカウトされることもある」と教えてくれた。

会場で巨大なアイテムを抱え、一際目を引く存在だった、スマホゲーム「王者栄耀」の「蘇烈」というキャラクターに扮した男子大学生・雨臣さんは、「コスプレは、友人の影響で約2年前から挑戦するようになった。好きなキャラクターにいかに近づけるかがコスプレの魅力。だから、かっこいいと褒められるよりもキャラクターの完成度が高いと評価される事の方がうれしい。そのことが原動力となり、約2ヶ月半で10キロのダイエットに成功した。コミケは、共通の趣味の仲間たちとの交流を深める重要な場だ」と話した。

急発展する中国のアニメ・ゲーム業界

イベントに参加したコスプレイヤー(7月21日撮影)。

中日の文化交流促進に大きな役割を果たしてきたのがアニメ・ゲーム業界だ。中国の若い世代の多くは、日本のアニメを見て日本に対する理解を深めてきた。以前は、日本のアニメ制作の一員として中国人アニメーターが関わることが少なくなかったが、昨今では中国が独自に制作したアニメ「国漫」というものが日本にも逆輸入されるようになっている。約9年の間、中国のアニメ業界の変化を見てきた峰岸さんは、「聖闘士星矢やドラゴンボールの時代から、間違いなく中国の制作会社は日本のアニメ制作に関わっていた。現在は、日本でアニメ制作の仕事をしていた中国のアニメーターが帰国して、自分たちの制作会社を立ち上げて活躍し始めている転換期、過度期と言える。今夏公開される中日合作映画『詩季織々』を例に挙げると、今までのアニメーションは日本を背景にしたものが非常に多かった。たとえそれが中国オリジナルの作品でも、中国の背景が明確にされていないものがほとんどだった。完全に中国を背景とした上で、現代風の物語にされている部分が非常に面白いと感じる。中国でどれだけ受けるかは未知数だが、非常に価値のあるアニメ映画だと思う。今後もさらにトライしていく必要がある」とアニメ業界の現状を語った上で、「今後いかにマネタイズして行くかを考えることが中国のアニメ市場にとっては大きな課題だといえる」とアニメ業界の発展への道筋を示した。

イベントに参加したコスプレイヤー(7月21日撮影)。

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