

洪荒之力
背景
リオデジャネイロ五輪では選手らが繰り広げる熾烈な金メダル争いに注目する人々も多いことだろう。8日、中国のネットユーザーの注目を一身に集めたのは競泳女子100メートル背泳ぎ準決勝に出場した中国の傅園慧選手だった。準決勝第3位で決勝に進んだ傅選手は、試合後のメディアのインタビューに、表情豊かに応じ、瞬く間に多くの人を虜にした。
例文1
ネットユーザーはそんな傅選手を「五輪アスリートの清流のような世界に現れた『土石流』」とユーモラスに表現。これは、中国のアスリートにとっては「進歩」とも言える。なぜなら、これまで、中国のアスリートと言うと、「単純で、体格が優れ、運動神経がいいだけ。メダルを取ることだけに奮闘しているロボット」というのがそのイメージだったが、傅選手がそのステレオタイプの殻を打ち破ったからだ。
●キーワード
【清流界的一股‘泥石流’】清流のような世界に現れた「土石流」
【刻板印象】ステレオタイプ
例文2
リオ五輪・競泳女子100メートル背泳ぎ準決勝のインタビューで、傅選手が一躍大人気になる「事件」は起きた。「58秒95?59秒かと思った!私そんなに速かったの?大満足!」と、五輪初出場で決勝に進んだ傅選手はカメラの前で、自身の成績に大満足であることを語ると、さまざまな表情を次々と披露。記者からの「(準決勝には)余裕があったのでは?」との質問には「余裕なんてない。もう十分に、究極のパワーを出し尽くした!」とあっさり断言。さらに、「明日の決勝に期待することは?」という質問にも「何もない!もう大満足!」と答え、取材していた記者たちを唖然とさせていた。
●キーワード
【首次参加奥运会】五輪初出場
【闯入决赛】決勝に進む
【洪荒之力】究極のパワー

抗议上瘾
背景
日本メディアの報道によると、5~7日の3日間に、日本は中国側に少なくとも6回抗議した。
例文1
対象となる問題を見ると、抗議に「新しい発想」はなく、釣魚島(日本名・尖閣諸島)での中国による巡航か、東中国海での中国による石油・ガス田開発に対するものだ。だが頻繁な抗議の方法と内容からは、日本側の政策動向をうかがい知ることができる。
●キーワード
【新意】新しい発想
【巡航】巡航
【油气田开发】石油・ガス田開発
例文2
釣魚島海域における中国の存在及び同海域に対する管理・コントロールに対する反応を強めている。実際には、釣魚島周辺での中国による巡航は別に新たな措置ではない。2012年に日本の野田政権が中国の反対を顧みず釣魚島のいわゆる「国有化」を頑として実施して以降、中国は国家主権維持の重要手段としての通常の巡航を含む釣魚島海域に対する管理・コントロールを強化した。日本側は本来、事の経緯をよく承知しているはずだ。だが最近ことのほか敏感に反応し、釣魚島周辺における中国の一挙一動に対して「入念な解釈」をしている。
●キーワード
【管控】管理・コントロール
【维护国家主权】国家主権維持
【刻意解读】入念な解釈

明仁天皇“退位”讲话
背景
日本の明仁天皇(82)は8日午後のビデオ談話で、高齢と体力の衰えにより国の象徴としての公務を履行するのが「困難」になったとして、強い「生前退位」の意向を示した。安倍晋三首相はその後、明仁天皇のビデオ談話の内容を真剣に考慮すると表明した。
例文1
新華社の元東京駐在記者、劉華氏によると、明仁天皇の今回の談話には注目すべき点が次の2つある。第1に、退位の考えを明確に表明した。さらに、「摂政」の方法を採用しない理由も説明した。常に曖昧な天皇の発言において、今回、この問題における表現は極めて明確だった。これによって、今後の天皇の退位過程における各種の可変的要素が排除された。このため日本政府は「皇室典範」改正の作業に近く着手するとともに、複雑な国会での審議と討論を経る必要がある。これは客観的に、憲法改正のプロセスを遅らせることになるだろう。第2に、繰り返し「憲法」に言及し、特に現行憲法に基づく天皇の「象徴」としての地位を強調した。この点は非常に重要だ。自民党が以前発表した憲法改正草案では、「天皇」の条文に「国家元首」としての権能が追加されていたからだ。
●キーワード
【变数】可変的要素
【修宪进程】憲法改正のプロセス
【职能】権能
例文2
天皇を「国家元首」とする表現は、戦前の「大日本帝国憲法」に見られたものだ。安倍政権の憲法改正草案はこの表現を復活させようとしている。こうした中、明仁天皇が現行憲法を繰り返し強調し、天皇は「象徴」であることを繰り返し強調したことには、明確な指向性がある。明仁天皇は今回、自らが現行憲法に基づき「象徴」であることを明確に指摘し、天皇には「国家政治」の権能がないことを強調した。この姿勢表明は政治的に非の打ち所がなく、右翼及び保守勢力が将来天皇制を利用して国家神道と旧日本のイデオロギーを復活させる可能性を奪うものだ。
●キーワード
【现行宪法】現行憲法
【无懈可击】非の打ち所がない
【保守势力】保守勢力
おススメ
【対訳】週間時事用語(2016年7月30日から8月5日まで)
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