
韓国の女性アイドルグループ、f(x)の元メンバーで歌手兼女優のソルリさんが14日、ソウル郊外・城南市の自宅で死亡しているのが見つかった。ソルリさんはネット上にあふれる悪質な書き込みに苦しめられていたという。警察は自殺との見方を強めており、ソルリさんが普段からうつ病の症状を見せていたかなどについても捜査を進めている。

よく見られる精神疾患としてのうつは、人々の仕事や生活に大きな影響を及ぼす。そして、うつに悩む人もますます増えている。うつは緩やかに軽度(友人と遊びに出かけるのではなく家でテレビを見るなど)から重度(飲食と睡眠がままならなくなり、自殺しようとまで考えるなど)へと発展する。一部の人は数日から数週間内にテンションが激しく浮き沈みする。自分もしくは家族に次の6つの傾向が見られれば、これは単純な気持の問題ではなく深刻なうつの可能性がある。
1
寝付きが悪い
米オハイオ州立大学ウェクスナーメディカルセンターの心理学者のサラ・オトマン氏は「行動が緩やかになることにより欲望が減退するほか、うつの患者は夜ベッドに横になってもなかなか眠れない。その一方で一部の患者は目覚めが悪く、日中なのにベッドから起きようとしないこともある」と指摘した。
2
趣味への興味を失う
精神病学者は「釣りが好きな人が急に釣り竿を手放すようになれば、これは危険信号だ」と述べた。
3
異常な興奮
自殺という極端な行為を決意するうつの患者は、元気がなくだるかった状態から急にエネルギッシュになる。上述した精神病学者は「これは決意してから解放感が生まれるからだ。そのため患者に急激な変化が生じれば、これを必ず重視しなければならない」と警鐘を鳴らした。
4
食べる量が変化
一部の人はストレスや不安を感じると暴飲暴食するが、重度のうつの場合はその正反対になる。ワシントンDCの内科医であるジョン・ホワイト博士は「うつの患者は健康を気にかけなくなり、それで食事を拒否するようになる場合がある」と述べた。
5
過度に敏感になる
専門家は「一部の患者は気がふさぐのではなく、怒りっぽくなり、苛立ちやすくなる」と話した。
6
悲観的になる
上述した精神病学者は「重度のうつ患者の頭の中には死や暗い内容が満ちており、自分が死んだ後にどうなっているか、さらには結果を顧みず危険なことをしようと考えることもある」と指摘した。
上述したような症状があれば、積極的に専門的な支援を求めるべきだ。さらに重要なことは、友人や家族がうつの患者に友好的で、大らかに接することだ。批判や非難により患者の気がふさぎ、意志の力が弱まる可能性がある。頑張るよう刺激すれば、患者がさらに悪いことを考えるようになる。正しいやり方として、評価を伴わない態度で患者と話をし、専門的な支援を求めるよう促し、彼らを十分に支援することが正しいやり方だ。
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